<<化粧品の防腐剤は大丈夫? パート2>>
ヨーロッパのオーガニック認証コスメにも合成防腐剤が!
前回の「化粧品の防腐剤は大丈夫?」という特集では、一般化粧品に最もよく使われている合成防腐剤パラベン、そして無添加やナチュラルやオーガニックを称する化粧品に合成防腐剤フェノキシエタノールが使われていることを述べました。パラベンもフェノキシエタノールも環境ホルモン性が疑われています。
「でもヨーロッパのオーガニックコスメマークがついている化粧品なら、合成成分は全く入っていないから大丈夫」。そんなふうに思っていませんか?
実際、ネットにもよくそんな言葉が出てきます。
実はそうではありません。
ヨーロッパの「コスモス認証」マークや「エコサート認証マーク」では、石油由来の防腐剤を「使用可」にしています。
どんな合成防腐剤が「使用可」になっているのかというと、「安息香酸Na」、「ソルビン酸K」、「サリチル酸Na」、「ベンジルアルコール」、「デヒドロ酢酸塩」の5種類が「使用可」です。いずれも石油原料の化学物質です。
「だけどヨーロッパのオーガニックコスメ認証が『使用可』にしている合成防腐剤だから、石油でも安全な成分なのでは」と思うかも。
残念ながら、これらはすべて「旧表示指定成分」に該当するので、アレルギー性があることがわかっています。