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[December 20/2016 ]
季節のオーガニックに関するお話や 商品情報を毎月3回お届けします。 発行*アイシス編集部
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毎日をもっと元気に心地よくする、安心安全なオーガニックライフに役立つ情報をお届けします。
☆彡 元気パワーをくれる植物の「フィトンチッド」とは?(水上洋子)
「フィトンチッド」を活かしたアロマバスハーブで免疫力を高め、寒い季節を快適に (水上洋子)
新春 手作りオーガニックコスメ講座を開催します
森林浴というと、スピリチュアルな世界のことと思う人もいるかもしれませんね。でも最近では、科学的なデーターでその効果が実証され、「森林セラピー」なるものに取り組む専門家もいるほど。10年以上に及ぶ実証データーによると、森林浴によって、生活習慣病や予防に効果があることが分かってきているそうです。
長野県の信濃町にある「癒しの森」では、2泊3日の森林セラピーが催され、参加者は、一日、のんびりと散歩をし、ベンチに腰かけて辺りの風景を楽しむ。それだけで免疫力を測定する数値がぐんとあがるという結果が出ています。 中でも注目されているのは、森林浴が免疫細胞を活性化させることによって、がんさえ予防できるということ。 何故、森林浴がいいのか? そのメカニズムは、まだよくわかっていませんが、森林には、樹木が発散する「フィトンチッド」という天然の揮発性化学物質があふれていることと関係がありそうです。このフィトンチッドが呼吸によって体に吸収されると、それが免疫力を高めるのではという説が出ています。 またこのフィトンチッドには、ストレスを増やしてしまうホルモンを減少させる働きがあることもわかっています。森の香りが気持ちをリラックスさせることは、昔から言われていますが、それなりに根拠があることなのです。 毎日の散歩コースに、ぜひ木が多い場所を選びましょう。そうすると、歩くという運動に加えて、「フィトンチッド」が吸収でき、からだの免疫力もアップできます。
フランスの植物療法の権威として知られるジャン・ヴァルネの著書には興味深いエピソードが記されています。 それは吹き出物で悩む女性が、田舎に住む植物療法家の老人に相談したところ、この老人は、女性を背中におぶって、庭をひとめぐりしたとのこと。「さ、これであなたの悩みは解決します」と言われ、女性は半身半疑で町に帰ったのですが、驚いたことに顔中に出ていた吹き出物がすっかり消えていたというのです。
ジャン・ヴァルネは、このエピソードについて効果があった理由は、あえて書いていません。 とはいえ、樹木の下には、揮発性の「フィトンチッド」が多く出ていることを考えると、この不思議なエピソードを説明できそうです。 吹き出物は、からだが免疫力が弱まっているために出てきたものなので、「フィトンチッド」が免疫力を高めてくれたのでしょう。 目に見えないけれど、人に生きる力を贈ってくれている植物。私たちは、知らない間に多くの恵みを自然からもらっているのですね。
じつは精油(エッセンシャルオイル)は、植物の揮発性「フィトンチッド」を集めたものです。植物の「フィトンチッド」は、ラベンダーやマージョラムのように気持ちをリラックスさせてくれたり、その反対に、シャッキとさせてくれたりします。 寒さがつのってくるこの季節、精油を活かしたアロマバスハーブで、免疫力を高めて、冷え対策や風邪予防をしましょう。
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新春 手作りオーガニックコスメ講座を開催します 「新春 手作りオーガニックコスメ講座」では、オーガニックな香り(オーガニック精油)を使って、オーガニック・アロマコスメを作ります。 今回は、ふわっとやさしい花の香りの香水、魅惑のヘアオイル、そして、忙しさにつかれた心とからだをほっと和ませてくれるバスハーブを作ります。 日時 2017年1月22日(日) 15:00−17:00 場所 青山キッチン(表参道) 詳細とお申込みはこちらから http://joca.jp/news/20161208.htm
[December 10/2016 ]
☆彡 髪も有機栽培で美しく健康に(水上洋子)
石けんシャンプーで洗える髪になるために(水上洋子)
現在は、農薬を使って野菜を育てるのが当たり前になっています。その結果、土壌は年々、弱っていき、ついに砂漠化してしまうことが世界中で問題になっています。 ちょうどこれとよく似たことが、今の女性の頭の上で起きています。
髪の根、つまり「毛根」は頭皮の中にあります。 もし髪が植物だとしたら、その根は、頭皮という土の中にあるわけです。 美しい髪を育てるためには、まず頭皮という土壌が健康でなければなりません。 しかし一般的なヘアケアは、合成シャンプーで洗い、合成のヘアケア剤で整える。おまけに合成染毛剤で月に一度は染める……。つまり毎日、農薬を散布しているといっていい状況かも。 たしかに近頃は、髪のことで悩む女性が増えています。 フケが出る、髪が細い、髪が抜ける、痒みがあるなどなど。 まさしく、頭皮が砂漠化していっている状態かもしれません。 農薬散布によって、農薬が土壌深くに入り、地下水の汚染を招いていることも問題になっています。 同じようにヘアケアの合成成分が、頭皮から入り、からだ中の血液を汚していく問題にそのまま重なります。 ちなみにシャンプーの合成界面活性剤は、農薬にも配合されています。何故でしょうか? 細胞膜によく浸透する合成界面活性剤を農薬に配合すると、農薬が植物の細胞膜にしっかりと張り付いて、容易に流れ落ちなくなるからです。
合成シャンプーのリスクは、次の三つです。 ●保護層であるキューティクルが溶けて髪が細くなる。 ●頭皮の細胞が壊されるので、毛根がダメージを受け、薄毛になる。 ●頭皮から、合成シャンプーに含まれる合成成分が体内に入り、蓄積する。その結果、生理痛や子宮関係の病気の原因になる。
これだけの問題がありながら、なかなか石けんに変えられない人が多いのも事実です。 理由は、石けんシャンプーのきしみ。 でもきしみがひどいのは、それだけ髪のダメージが大きい証拠です。 長年、合成シャンプーを使い続けてきた人の髪は、髪を包むキューティクルが溶かされてやせ細っているのです。その状態で石けんシャンプーを使うと、きしみがひどくなります。 頭皮という土壌が健康でなければ、つややかでハリのある髪を守ることができません。 美しい髪と、元気な頭皮、そしてからだの健康を守るために、ヘアケアも有機栽培に徹しましょう。
当然のことながら根元から伸びてきた髪には、キューティクルがあります。 しかし合成シャンプーを使うと、せっかくのキューティクルがまた溶かされていまいます。 石けんシャンプーではどうしてもきしむという人は、しばらく「こんぶとふのり」、「クレイ」などで洗髪してみてください。 キューティクルがある髪が伸びてくると、石鹸シャンプーは問題なく使えるようになります。 また早く石けんシャンプーで洗える髪になるために、100%ヘナのトリートメントをするのもいい方法です。キューティクルが無くなってしまった髪であっても、ヘナが天然コーティングしてくれるので、石けんシャンプーのきしみが和らぎます。
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新春 手作りオーガニックコスメ講座を開催します 「新春 手作りオーガニックコスメ講座」では、オーガニックな香り(オーガニック精油)を使って、オーガニック・アロマコスメを作ります。 今回は、ふわっとやさしい花の香りの香水、魅惑のヘアオイル、そして、忙しさにつかれた心とからだをほっと和ませてくれるバスハーブを作ります。 日時 2017年1月22日(日) 15:00−17:00※開催日時が29日から22日に変更になりました。 場所 青山キッチン(表参道) 詳細とお申込みはこちらから http://joca.jp/news/20161208.htm
[December 1/2016 ]
☆彡 オーガニックコスメで乾燥肌を改善する(水上洋子)
オーガニック生活便おすすめ乾燥肌ケア(水上洋子)
第2回 JOCA手作りオーガニックコスメ講座を開催します
今、一番多い肌の悩みが乾燥肌です。
とくに寒さがつのってくると、「頬に粉がふくほどにカサカサして」という人も少なくありません。乾燥肌の悩みを改善しようと、化粧品ジプシーになってしまう人も。でも、いろいろとブランドを変えても、じつは同じような問題成分が使われているのではないでしょうか? 化粧品の合成成分をその用途別に分けると、合成界面活性剤、合成ポリマー、合成防腐剤、合成色素、合成香料、合成溶剤などになりますが、これらのほとんどが、結果的には肌の酸化を促して、肌本来の働きを壊してしまいます。そのため合成成分の多くが乾燥肌の原因を作り出しています。 ぜひ一度、しっかりと今、使っている化粧品の成分を見直してみましょう。
中でもとくに問題が大きいのは、合成界面活性剤です。 何故かというと、合成界面活性剤は、たんぱく質を変性してしまう働きがあるために、肌細胞を壊して、肌バリアを薄くしてしまうからです。 肌バリアが薄くなると、潤いを肌の中にキープできなくなり、そこから乾燥肌が始まります。 合成界面活性剤は、洗顔フォームやクレンジングの洗浄成分として、そしてクリーム類の乳化に使われています。 合成界面活性剤の成分例をあげると、ラウレスー4、 PEG−5セテス20、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタインなど。でもこれらはほんの一部。合成界面活性剤は、今や2000種類以上があります。
もうひとつ、乾燥肌を作り出す大きな原因は、合成防腐剤です。 肌が潤いをキープするには、素肌の上に棲む常在菌のバランスが必要です。しかし合成防腐剤は、常在菌を一掃してしまうために、素肌は、正常なうるおいを保つことができなくなってしまいます。
化粧品の合成防腐剤として最も多く使われているのはパラベンです。パラベンには、メチルパラベン、プロピルパラベンなどいくつかの種類がありますが、どれも同じパラベンです。 無添加化粧品や自然化粧品では、パラベンの代わりにフェノキシエタノールが使われています。 そのほかの合成防腐剤として、安息香酸Na(安息香酸ナトリウム)などがあり、これはオーガニックコスメと称する製品でもよく使われています。 合成成分は、一時的な潤いを与えるかのようでも、結果的には、どんどん乾燥肌へと傾けてしまいます。
オーガニックコスメの主役は合成成分ではなく、植物です。 植物は、合成成分のように乾燥肌へと導くことはありません。その反対に、植物はバランスを崩した肌に対して、本来の働きを回復させる癒し力があります。たとえば薔薇は、乾燥肌に対して皮脂分泌を促して、肌にうるおいを与える働きがあります。 しかし合成成分が入り混じっているようなオーガニックコスメでは、植物はその本来の力を発揮することができません。 乾燥肌改善のコスメ選びでもっとも大切なこと。それはクレンジング、洗顔フォーム、化粧水、クリームにいたるまで、一切、合成成分が使われていない、天然成分100%のオーガニックコスメを選ぶことです。 その上で、乾燥肌ケアに適した植物が配合されたものを選びましょう。
天然成分100%の化粧品を選ぼうとしても、化粧品の全成分を見極めるのは、一般の消費者には難しいことです。そのため「オーガニック生活便」は、天然成分100%のオーガニックコスメだけを集めて紹介しています。 乾燥肌改善のスキンケアには、天然成分100%であることに加えて、ローズやシコンエキスなどの植物エキスが配合されたものを。ローズは、肌の皮脂分泌のバランスを整える働きがあり、うるおいを促してふっくら肌へと導きます。シコンは、ターンオーバーを促して、健康な肌バリアを再生していく働きがあります。 その他、マカデミアナッツオイル、アルガンオイルなど、保湿力が高い植物オイルが配合されたオーガニックコスメがおすすめです。 天然成分100%のスキンケアに徹することで、肌バリアが健康に保たれるようになり、乾燥肌は、じょじょにしっとりと潤いのある肌へと変わっていきます。
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第2回 JOCA手作りオーガニックコスメ講座を開催します 「第2回 JOCA手作りオーガニックコスメ講座」では、オーガニックな香り(オーガニック精油)を使って、オーガニック・アロマコスメを作ります。 今回は、ふわっとやさしい花の香りの香水、魅惑のヘアオイル、そして、忙しさにつかれた心とからだをほっと和ませてくれるバスアロマを作ります。 日時 2017年1月29日(日) 15:00−17:00 場所 青山キッチン(表参道) 詳細はこちら http://joca.jp/news/20161116.htm