ほとんどの洗顔フォームは、洗浄剤として合成界面活性剤が使われています。合成界面活性剤は、たんぱく質を変性させ、溶かしてしまう働きがあるため、じつは顔を洗うたびに、肌バリアが壊れ、薄くなっていく可能性があります。 長年、そうした洗顔フォームで洗い続けていると、乾燥肌となり、次には、肌バリアが薄い敏感肌へと移行していきます。 この過程は、ちょうど、合成シャンプーの洗浄成分である合成界面活性剤が、髪を守っている透明層キューティクルが溶けて、消失していく経過によく似ています。 そうなのです! 合成界面活性剤は、シャンプーで使われれば、キューティクルを溶かして、細い髪にし、洗顔フォームで使われれば、肌バリアを溶かして薄くしてしまうのです。 いつも使っている洗顔フォームを見てみましょう。たとえば……、 水,グリセリン,ステアリン酸,ソルビトール,ミリスチン酸,PEG−6,PEG−32,水酸化K,ラウリン酸,イソステアリン酸PEG−60グリセリル,ココイルメチルタウリンNa,ラウリルベタイン,ステアリン酸グリセリル(SE),ミツロウ,ポリクオタニウム−39,アクリレーツコポリマー,トレハロース,PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル,シルク,セリン,ヒアルロン酸Na,ダイヤモンド末,アセチルヒアルロン酸Na,ポリクオタニウム−51,加水分解シルク,加水分解コンキオリン,ポリグリセリル−4ラウリルエーテル,EDTA−2Na,パール,トコフェロール,テアニン,BG,安息香酸Na,フェノキシエタノール,香料,酸化鉄 これはとある有名メーカーの人気の洗顔フォームの成分です。 化粧品を買うとき、なんとなくお店のPOPを見てよさそうだからとか、人気ランキング上位のもの調べてとか・・・そんな選び方をしていませんか? なんだか難しくて何もイメージできないもの、アルファベットや数字の入っているものが並んでいますね。ほとんどが石油からできている成分です。宣伝で「○○フリー」、とか「植物成分」とか「ボタニカル」とか書いてあっても、成分を見ると、じつは石油由来の成分のオンパレードです。 石鹸の洗顔フォームは肌バリアを壊さない |