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[May 20/2016 ]
季節のオーガニックに関するお話や 商品情報を毎月3回お届けします。 発行*アイシス編集部
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毎日をもっと元気に心地よくする、安心安全なオーガニックライフに役立つ情報をお届けします。
☆彡 人のからだは、自然なもので作られている(水上洋子)
古代の人々からの贈り物(水上洋子)
当然のことですが、人(=自分)のからだは自然のもので作られています。 より具体的にいうと、人のからだはたんぱく質で出来ています。
じつは、人のからだをはじめ、どんな生物も、20種類ものアミノ酸が作るたんぱく質で構成されていることを知っていますか? 「オーガニック」という言葉には、「生命の源」という意味がありますが、20種類のアミノ酸は、何億年もかけて微生物から植物、動物、そして人へと進化する過程で派生してきたものです。 からだの中で、20種類のうちのどのアミノ酸が作られるかは、遺伝子の並び方によって決められています。 アミノ酸の種類と、あまりに見事な遺伝子の仕組みは、自然自身が作り出した「自然のルール」のひとつです。いかに科学が発展しようと、人はその「自然のルール」自体を変えることはできません。そのように自然界には、人が変更することは不可能な「自然のルール」があちこちに織り込まれています。 美容という視点からみると、素肌のたんぱく質という自然なものの健康を守ることが、つまり「自然のルール」を壊さないことが大切なポイントになります。
残念ながら、現代は、自然なものや<自然のルール>に敬意を払うどころか、どんどん遠ざかっており、美容法もまたあまりにも人為的なものになっています。 たとえば美容というと、瞬間的に、流行などの美の基準に従って、変身することとイメージする人も多いのではないでしょうか。
そのために合成成分で髪やつめの色を変え、合成接着剤でまつげを付け、目の色や大きさを変えるカラーコンタクトを使うのがごく当たり前になっています。 その結果、髪、素肌、つめの細胞は、つねにコーティング剤に覆われ、合成成分によって酸化(=老化)していくばかりです。 現代的な美容によって、本来の<自分の自然>は、萎縮し、生命そのものの輝きまでが弱まっています。事実、化粧品によるさまざまな問題が起きてきています。慢性的な乾燥、頭皮の痒みやフケ、ツヤがなくパサパサした髪、抜け毛や薄毛など、それらの症状はまさに合成成分による薬害によるものです。 身体を酸化させてしまうものが美容であるはずはありません。 今一度、時流に振り回されずに、本来のあるべき美容というものを見直したいものです。
古代から使われてきた美容植物は、肌本来のバランスを取り、その働きを正常な状態へと導く働きをするものが数多くあります。 たとえば、この季節が盛りのバラは、昔から使われてきた最高の美容植物です。 乾いた肌に対して皮脂の分泌を促したり、肌をふっくらとさせハリを与えるなどの働きがあります。おまけにメラニン色素を増やすチロシナーゼという酵素も抑えてくれることが、現代科学でも証明されています。 植物療法は世界各地にありますが、それは自然と深いつながりを持っていた先人からの文化的な贈り物です。オーガニックコスメには、そんな古代の人々からの贈り物が活かされています。
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[May 10/2016 ]
☆彡 合成成分にたよらない防虫対策をしよう!(水上洋子)
植物の力を使いこなして、安心安全の虫よけを(水上洋子)
ネオニコチノイド系農薬という言葉を知っていますか? 以下、ネオニコ系農薬と省略しますが、その特色は、少ない量で殺虫効果を示す「神経毒」であることと、効果が長期間にわたって続く「残効性」にすぐれていることです。1990年代から登場してきた農薬ですが、今や世界の農薬の種類では売り上げでは第一位です。
ネオニコ系農薬への不安が言われだしたのは、ヨーロッパ諸国でのミツバチの大量死や突然、巣が空っぽになってしまう現象でした。どうやらこのネオニコ系農薬によって、神経が侵され、方向がわからなくなるのではないかという推測も出てきました。 私の経験でも、頻繁に農薬を散布する梨畑に遊びにいった子猫たちが、焦点が合わない異常な目になって、フラフラしながら帰ってきたということがありました。 怖いことに、ネオニコ系農薬の使用は、農作物だけではありません。住宅用建材や家庭用殺虫剤やペットのノミ取り、シロアリ駆除剤、ガーデニング農薬など身近な生活周りでも使用されており、日本でも、年々、それらの販売量が増加しています。 頭痛やイライラ、めまいがする、突然、体調が悪くなる、うつ病などの原因は、じつは家で使っている殺虫剤かもしれないのです。 というのは、神経の基本的な構造は人間と虫も同じなので、虫によって「神経毒」になるものは、人間にとっても「神経毒」になるのです。
温かくなってくると、やはり気になるのが防虫対策。とくに目に見えないダニは厄介です。 しかし市販の多くの防虫グッズには、農薬と同じネオニコ系成分が使われています。となると、お部屋に、わざわざ「神経毒」を散布することに! たしかに虫は消えますが、体調のバランスが崩れたり、アレルギーの原因になったりします。虫も弱るけれど、人間のほうも弱ってしまうというのでは、本末転倒です。
どうしたらいいのでしょうか? 自然はありがたいもので、ちゃんとその答えを準備しています。それは虫が嫌う植物の匂いを利用することです。 たとえばヒノキやヒバの香りには、ダニやゴキブリを寄せ付けない働きがあります。 またゼラニウムやプチグレンは、蚊が嫌う香りです。 植物は自分の身を虫から守るために、「フィトンチッド」という香りを作り出しているのです。 そうした虫が嫌う植物の香りを使うことによって、家や部屋を清潔に保つことができるのです。また虫よりももっと小さな微生物に働きかけるハーブを使って、天然の抗菌剤を作ることもできます。 植物の虫除けは、虫を殺すのではなく、寄せ付けない「忌避」という働きをします。でも人に対しては、気持ちを整えてくれたり、リフレッシュしてくれるのです。 虫にはどこかへ行ってもらい、人はさわやかというのが、植物の虫よけの素晴らしさです。 こうした植物の香りによる虫よけ対策は、すでに古代エジプト時代からありました。それもまた自然と共生して暮らしていた、古の人々の知恵と言えましょう。
オーガニック生活便では、安心安全にこだわった天然成分の防虫グッズのお取り扱いを始めました。 さわやかな木々の香りをベースにして、虫を避ける作用がある精油成分を組み合わせたもので、長年の研究で、その効果が確認されているものばかりです。 毎日の生活だけではなく、アウトドアや旅のお供にひとつあると便利な虫よけ製品もあります。 植物の力を使いこなして、安心安全の虫よけをしましょう!
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[May 1/2016 ]
☆彡 自然にこだわれば、健康な素肌が蘇る(水上洋子)
常在菌を元気にする発酵コスメ(水上洋子)
一般的なコスメとオーガニックコスメと大きな違いはどこにあるのでしょうか? 一般的なコスメは、素肌に見かけのハリや潤いを与えます。それらの効果は、石油由来の合成界面活性剤や合成ポリマーのおかげです。
合成界面活性剤は、浸透性がいいために一時的に細胞をふくまらせてハリを出し、また合成ポリマーは、肌の表面にずらりと粒子を並べる性質によって、肌をしっとりと見せるのです。 しかしこれらは結果的には、肌の呼吸や本来の機能を疎外してしまい、肌を酸化=老化を促進してしまいます。 いっぽうオーガニックコスメは、素肌に一時的に潤いを与えるだけではなく、素肌本来の働きを助けたり活性化したりします。もしその肌が乾燥していれば、肌の皮脂分泌を促し、あるいは肌がくすんでいれば、ターンオーバーを促します。また肌の再生にとって必要な養分を与えます。 長くオーガニックコスメを使ううちに、皮脂分泌がとてもよくなり、クリームが要らなくなる人もよくいます。その人にとって、最高のクリームは、皮膚細胞が作り出した皮脂膜なのです。
一般的なコスメの問題は、素肌を壊していくだけではなく、素肌の表面にいる常在菌をことごとく殺傷してしまうことにもあります。菌というと、不潔なイメージを抱く人もいるかもしれませんが、じつは常在菌がほとんどいない肌は乾燥肌へと傾きます。
まず常在菌がいなくなると、素肌は皮脂膜をうまく作ることができなくなります。というのは、皮脂膜は、汗線から出てきた水分と、皮脂線から出てきた油分が原料になりますが、それらをきれいに混ぜ合わせるには、常在菌が必要になります。常在菌の一部が乳化剤や乳化安定剤のような役割を果たしてくれるからです。 合成成分の化粧品を使っていると、慢性的な乾燥肌になってしまうのは、常在菌の不在によってうまく皮脂膜を形成できなくなるからです。 常在菌は、体中にいます。からだはきれいなのに、顔だけが乾燥したりくすんだりしているという人も多いようです。それは悲しいことに、顔に集中して、合成成分の化粧品を使った結果です。 オーガニックコスメは、必要な常在菌を殺傷することはありません。もし常在菌が少なすぎるようであれば、増やしてくれる働きもします。その結果、肌の皮脂膜がうまく作れるようになり、潤いがある肌を保ってれるのです。
素肌の潤いを取り戻したいとき、ぜひ試してほしいのが「発酵コスメ」です。「漢萌」の化粧品は、平安時代の美容料の研究から生まれたものですが、それは製品になっても生きており、「発酵コスメ」と呼ぶにふさわしいものです。殺菌剤や防腐剤を多くいれた現代の化粧品とは、まったく違う考え方で作られており、「発酵コスメ」は、素肌の常在菌を増やすことができるのです。 とくに「祥」は、お味噌のような色で、チューブ容器がパンパンに膨れ上がることもあり、まさに典型的な「発酵コスメ」の力を発揮する化粧品です。 乾燥に悩んできた人が、「祥」によって、短い間にしっとり肌に変わった事例も多く、古の人々が考え出した、自然な化粧品がいかに素晴らしいものであったかを感じます。
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