|        食事療法というとたいへんそうですが、簡略化して実践することができます。
 たとえば、ごはん食(雑穀、玄米)、これに海苔、ゴマ、納豆、おひたし(小松菜)、人参やその他の根菜類の煮物、納豆を基本の常食としてもいいのです。「海苔、ゴマ」は、常備できる食材であり、ご飯、おひたし、煮物は作りおきしておくことができます。
 
 また朝は、未精白・オーガニックの小麦やライ麦パン、練りゴマのペースト、小松菜かまたは人参のジュースなどで、簡単に野菜不足を補うことが出来ます。
 
 食材の種類を増やさなくても、食事療法でよく使われる食材を常備して摂ることで、忙しい人でも、食事療法をすることができます。
 
 「日野式」食事療法でよく使われる食材は以下です——毎日、摂取してもいいものです。
 
 雑穀、玄米、海苔、黒ゴマ、小魚、小松菜、人参、根菜類
   <簡単食事療法の献立のポイント>  ●たんすい化物類は、未精白にこだわること(ビタミンB2不足を予防)
 ●白砂糖やそれを含む菓子類は常用しない。黒砂糖やはちみつを少々。
 ●動物性たんぱく質を多く摂らない。
 ●海草、ゴマは、毎日、少量でも摂取する。(カルシウムを補うことができる)
 ●おひたしには、ミネラルやビタミンに富む小松菜がとくにおすすめ。
 ●毎朝、小松菜・または人参ジュースのどちらかを飲む。(手軽に緑黄色野菜の摂る方法)
 
 現代医療では、アトピー炎には、抗生物質のステロイドを使うことがマニュアルになっています。しかしどんなに外側からの治療をしようとも、身体の中に入る食材が汚染されていれば、根本的なアトピー改善は望めません。
 
 自分の好みに傾いた食事ではなく、自然のルールに沿った食事法を学び、それを実践することが、アトピー炎改善の根本治療であり、また健康な素肌を守る方法なのです。
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