2016/06/01

【Vol.386】 アイシスオーガニックレター

 

Vol.386

[June 1/2016 ]

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:: Feature Story

☆彡 石けんで、健やかな髪と素肌を守れる理由は?(水上洋子)

:: 「生活便」おすすめオーガニック

天然の界面活性剤(水上洋子)

 
   
   
 
 

石けんで、健やかな髪と素肌を守れる理由は?

 
 
 

界面活性剤の「活性」という意味は?

界面活性剤というと難しそうですが、その意味は簡単。「界面」とは、水と油の境界を指します。そして「活性」とは、水と油の境界を混ぜ合わせて無くしてしまうという意味です。

 

水と油を混ぜることができる界面活性剤は、洗浄成分として、そしてクリームの乳化剤として使われています。化粧品の製造にとっては、なくてはならないものです。

界面活性剤=合成と思っている人もよくいますが、そうではありません。

界面活性剤にも、天然と、合成があります。

天然の界面活性剤の代表的なものが石けんです。また豆類や卵に含まれるレシチンなども天然の界面活性剤です。

いっぽう合成界面活性剤というと、その多くが石油合成、あるいは一部は植物油を使いながらも石油合成したものなどがあります。ポリオキシエチレンアルキルエーテルやラウリル硫酸ナトリウムなど現在,約2000種類以上の合成界面活性剤があります。

合成シャンプーや合成洗剤には、合成界面活性剤が洗浄成分になっています。

 

天然と合成の界面活性剤の違いは?

 
 
 
 

ところで天然の界面活性剤と合成の界面活性剤の違いは何でしょうか?

それは、「活性」という混ぜ合わせる力が長いのか、短いのかということにあります。

天然の界面活性剤の石けんは、使うとすぐに「活性」という働きを無くします。

たとえば石けんで素肌を洗えば、表面の汚れを落とした後は、すぐに分解して「活性」という働きを失います。また石けんシャンプーで髪を洗うと、すぐに分解して「活性」という働きが無くなります。 つまり石けんは使った直後に、素肌や髪の表面で「活性」という働きを失うのです。そのためにからだの奥に入り込んだり、髪の芯まで入り込むことはありません。じきに分解して「活性」作用が無くなるからこそ安全なのです。

いっぽう合成界面活性剤は、素肌や髪を洗った後でも、「活性」という働きは消えることなくそのまま持続します。 怖いことに、合成界面活性剤は「活性」作用が持続するために、素肌の表面から浸透し、て、肌の奥に入ってしまいます。ついには真皮の毛細血管に達しますが、それでも「活性」という力は消えないまま血管を流れて、からだのあちこちに運ばれます。

肝臓や子宮などからだの臓器に達した合成界面活性剤の「活性」作用は、なおも働き続けます。本来、からだの細胞は、水の中に浮かんでいます。しかしその水の中に、「活性」作用を持ったままの合成界面活性剤が入ってくると、細胞は本来の形を保つことができなくなり、細胞そのものが壊れていくのです。

たとえば合成界面活性剤のベンゼン環は、15年ほども分解しないと言われており、それほど分解しにくいものなのです。ちなみにアミノ酸系シャンプーも合成シャンプーです。

そのように、合成界面活性剤は、からだの表面だけではなく、内部にも悪影響を及ぼします。

合成界面活性剤が、血管というからだの川でも、「活性」作用を失うことなく、細胞を壊していくように、環境中でも「活性」という作用は、動植物を壊していくのです。

この失われることのない「活性」という働きは、本来、自然界にあってはならないものであり、自然界の循環を壊してしまいます。

環境中の川と、そして私たちのからだを流れる川を守るために、天然の界面活性剤を使ってください。

 
 
 

:: 「生活便」おすすめオーガニック ::

 

天然の界面活性剤

 

怖いことに、合成シャンプーに慣れてしまうと、「泡立ち」がいいというのが使いやすいシャンプーの条件になってしまいます。でもそれこそが、まさに合成界面活性剤のいつまでも「活性」作用があるという性質なのです。また合成界面活性剤は、「活性」ゆえに、頭皮の奥にまで入り込み、それがやがて慢性的な痒みになっていくのです。

いっぽう、天然の界面活性剤である石けんが分解しやすいということはとてもいいことです。それは、からだや髪の表面は洗うけれど、内部(の自然)には影響を与えないということなのですから。

石けんと植物の力で、健やかなツヤのある髪を育む!

 
 
 

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