Vol.434

[October 1/2017 ]

季節のオーガニックに関するお話や
商品情報を毎月3回お届けします。
発行*アイシス編集部

(online shop)　http://www.isis-gaia.net/
(smart phone) http://www.isis-gaia.net/smp/
(mobile)　http://www.isis-gaia.net/mbp/

【 C O N T E N T S 】

毎日をもっと元気に心地よくする、安心安全なオーガニックライフに役立つ情報をお届けします。

:: Feature Story

☆彡　天然１００％のオーガニックコスメを選ぶには？（水上洋子）

:: 「生活便」おすすめオーガニック

オーガニックコスメの主役は、美容植物（水上洋子）

天然１００％のオーガニックコスメを選ぶには？

世界統一のオーガニックコスメ基準というものはいまだにない

オーガニックコスメと宣伝していても、残念ながら、合成成分が使われている製品が多く販売されています。

そこで本物のオーガニックコスメを選ぶために、「認証マーク」がついた製品を選ぶという人もいます。

もともとオーガニックコスメの認証は、消費者が安心安全な化粧品を選べるようにするという目的のために始まりました。本当にその化粧品が、オーガニックコスメであるということをメーカーが言うのではなく、第三者機関が証明するというものです。

しかし、問題はその基準です。

日本の消費者は、ヨーロッパには、しっかりとした化粧品基準があると思っている人が多いのですが、しかし未だに世界統一のオーガニックコスメ基準というものはなく、各認証団体が異なる基準をもって認証しているというのが現状です。

その理由は、それだけ現代の化粧品に使われている成分は新しいものが多く、それらの成分の安全性をどこで線引きすべきかという点で、専門家や科学者の間でも意見が分かれているためです。

認証マークがあるオーガニックコスメでも石油合成成分が使用？

実は、現在、よく知られたヨーロッパの認証団体（エコサート、コスモス）の基準では、「安息香酸Ｎａ」や「ソルビン酸Ｋ」などの石油原料から作られた合成成分が「使用可」とされています。、「安息香酸Ｎａ」や「ソルビン酸Ｋ」は、アレルギー性があるとされた「旧表示指定成分」です。

メーカー側からみれば、安定した防腐剤は、化粧品製造にとってなくてはならないものであり、それらはやはり合成成分にたよったほうが安定した製品が作れると考えられているのです。

それにも関わらず、消費者側は、ヨーロッパのコスメ認証基準には、一切の石油成分は使われていないというイメージを抱いているのです。

これは、認証基準について消費者が誤った判断をしているというよりも、むしろ石油成分を「使用可」としているオーガニックコスメ基準に問題があると考えるべきでしょう。

消費者の立場からの基準作り

「日本オーガニックコスメ協会」は、従来より、「オーガニックコスメ基準は、天然１００％であるべき」という提唱をし、国際会議でもそのように発言してきました。そのような厳しい基準を定めることで、オーガニックコスメが消費者にとって本当に信頼されるものとなり、そしてまたメーカーも合成成分を一切使わないオーガニックコスメの製造に向かって努力するという目標ができるからです。

「日本オーガニックコスメ協会」は、２０１５年に独自のオーガニックコスメJOCA推奨品マークを作りました。JOCA推奨品の基準は、石油成分の使用を認めず、１００％天然成分であることをベースにしています。JOCA推奨品マークをつけることによって、消費者に本当に安心安全なオーガニックコスメを見分けやすくしていこうという目的があります。

:: 「生活便」おすすめオーガニック ::

オーガニックコスメの主役は、美容植物

オーガニックコスメの主役は、美容植物です。昔から使われてきた美容植物には、素肌や髪を美しく育むパワーが秘められています。でも化粧品に美容植物が使われていても、合成成分が一緒に配合されていれば、その力は十全に発揮されません。だからこそ天然成分１００％のオーガニックコスメを使ってほしいのです。

「オーガニック生活便」でお取り扱いしている国産メーカーは、「日本オーガニックコスメ協会」の、１００％天然成分をベースとするJOCA推奨品基準によって選定しています。

以下のオーガニックコスメも、JOCA推奨品マークを取得しています。