Vol.420

[May 10/2017 ]

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:: Feature Story

☆彡　薔薇ポリフェノールで陽ざし対策（水上洋子）

:: 「生活便」おすすめオーガニック

国産・無農薬栽培の「オールドローズ」を使用したスキンケアシリーズ（水上洋子）

薔薇ポリフェノールで陽ざし対策

薔薇は、素晴らしい健康と美容のハーブ

一年のうちで最も美しい季節といえば、やっぱり薔薇が咲くこの頃。

でも薔薇は、見て楽しませてくれるだけではなく、ぜひ日々、使ってほしい美と健康のハーブなのです。

美しい薔薇には、本当に驚くほど、さまざまな抗酸化成分が含まれていることが現代科学でも明らかになっています。「抗シワ、皮脂分泌の促進、くすみ防止、肌再生」などに有効なビタミンEやビタミンC、そのほかさまざまな薔薇ポリフェノールが豊富に含まれています。

そして、ますます陽射しが強くなっていく、この季節にもぜひ使いたいのがこの薔薇ポリフェノールの力です。

薔薇ポリフェノールには、メラニン色素が過剰に増えてしまうのを抑えてくれる力があります。メラニン色素を作る材料は、「チロシン」というアミノ酸です。このアミノ酸に「チロシナーゼ」という体内にある酵素が働きかけてメラニン色素が作り出されます。

薔薇ポリフェノールは、「チロシナーゼ」という酵素を抑制する力があるので、メラニン色素が過剰に作られてしまうのを抑えてくれます。

調和的にメラニン色素を抑える薔薇

じつは、メラニンがある程度できる過程は、私たちのからだを守るのに必要な素肌の働きです。メラニン色素生成によって、素肌の奥に有害な紫外線が入りこむのを防いでいるからです。「チロシナーゼ」を働かなくさせる現代の人工的な薬剤としては、「ハイドロキノン」が有名ですが、こちらはメラニン色素生成の働きを根本から破壊してしまうこともあり、「白斑」というかえって厄介な問題が出たりします。

いっぽう、薔薇がメラニン色素を抑える働きは、肌本来の機能を壊すなど行き過ぎることはなく、調和的に肌に働きかけるので、そのような副作用が出てきません。

パワーが強いのは、古来からのオールドローズ

薔薇はただ観賞するだけではなく、ヨーロッパや中国では、美容として、薬としても愛用されてきました。

豊富な薔薇ポリフェノールを含む薔薇は、からだを温めて、循環を良くする力があるので、ヨーロッパ中世では、万能薬として使われていました。

人を美しく健康にする力という点では、薔薇はきわめて高い力を持つ花なのです。

ただし現代の薔薇は品種改良が進み、今や農薬と化学肥料でかろうじて美しい姿を保っているだけ。残念ながら、現代的な薔薇の品種は、その美しい姿と引き換えに、本来の香りや薬効を失ってしまっているのです。

美容や健康に有効なのは、品種改良がされていない古代から栽培され続けてきた薔薇の品種です。そうした古い薔薇の品種は一般的に「オールドローズ」と呼ばれています。

今、オーガニックコスメでよく使われているのは、「ダマスクバラ花」。もちろん、「オールドローズ」です。「ダマスク」とは、古代ペルシャの首都ダマスカスから来ています。この夏は、薔薇の力で紫外線に負けない素肌を育みましょう。

:: 「生活便」おすすめオーガニック ::

国産・無農薬栽培の「オールドローズ」を使用したスキンケアシリーズ

国産・無農薬栽培の「オールドローズ」を使用したスキンケアシリーズがあります。それがアルテのローズシリーズです。「ダマスクバラ花」という品種の「オールドローズ」と、その他、古くからの植物療法に基づいて、素肌を健康に美しく保つ美容植物が配合されています。天然成分１００％なので、薔薇の本来の力がそのまま実感できるシリーズです。