「界面活性剤」の「界面」とは、質が違うものの境界を意味しており、「活性」とは、境界を無くしてしまうことを指しています。つまり本来、混じり合わない水と油を、混じり合うようにできる成分です。 そのため化粧品では、洗浄成分や乳化剤としてよく使われています。 ところで「界面活性剤は細胞を壊す」、と言った言葉が今、飛び交っていますが、ちょっと誤解があるようなので気になります。 正確には、「界面活性剤」ではなく、「合成界面活性剤」というべきでしょう。 今回、使われていた「界面活性剤」は、「陽イオン系界面活性剤」だったとのことで、「合成界面活性剤」だったことが明らかになっています。 ちなみに「界面活性剤」は、4つの種類に分けられます。「陽イオン系界面活性剤」、「両性界面活性剤」、「非イオン界面活性剤」、「陰イオン界面活性剤」があります。これらは、「界面活性剤」が水に溶けた状態の特性を表しています。 合成界面活性剤のシャンプーの怖さ |