━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┳┏┓┳┏┓
┃┗┓┃┗┓ アイシスガイアネット 2007/4/10
┻┗┛┻┗┛ Vol.78 毎月１０日・２０日に配信中！
--------------------------------------------------------------------
(PC用) http://www.isis-gaia.net/
(携帯用) http://www.isis-gaia.net/m
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「衣・食・住」丸ごと「オーガニックライフ」を目指す人を応援するメルマ
ガです。
「アイシスオーガニック生活便」をご利用いただいたお客さまに、毎日の生
活に役立つ情報をいち早くお知らせしていきます。
できることから、自然と調和したナチュラル生活を充実させていきましょう！
文・森野美香
■もくじ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
▽【特集】
素肌美人を作った日本古来の美容法
▽アイシスおすすめオーガニックコスメ
▽【自然素材で手作りコスメ＆ハウスケア】
ヨモギのバスハーブ
▽【オーガニック商品 つれづれメモ】
乾燥肌には、漢萌の祥
▽ アイシス流・オーガニックキッチン
医者要らずのキャベツのスープ
▽ 【コラム・三戸唯祐 美と健康に役立つ「和」の植物をたずねて】
--------------------------------------------------------------------
◆お知らせ◆
●書籍「オーガニックコスメ」第4弾、好評発売中！
本当に安心できて、美肌力も高いコスメについて
４２メーカーをアイシスが取材しました。
自分の使っている化粧品の成分について
知りたいという人にもおすすめです。
こちらのページでも購入申し込みを受け付けています。↓
http://www.isis-gaia.net/SHOP/15151515.html
・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・
◆◆◆ 特集 ◆◆◆
■□素肌美人を作った日本古来の美容法□■
・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・
■□ 世界一美しい肌を育んだ、昔の美容品 □■
今年は、桜の開花も去年よりも早くなり、そろそろ散り始めています。
近所の公園の中に、丸ごと桜の木の山があります。
空は木々の桜で埋め尽くされ、下は小道も下生えもすべて花びらに覆われ、
一山そのまま何もかもが淡いピンクの世界。ふわっと本当にやさしい気持ち
に包まれ、桜の花ってすごいなあと思います。昔の日本人の優雅な心を育て
てくれたのは、まさに桜なのでしょうね。
ところでかつて日本の女性の肌は世界一美しいと言われていました。
江戸や明治の頃に日本にやってきた欧米の人々は、日本女性のきめ細やかな
肌に驚いたそうです。
その頃の女性の肌色はまさに桜の淡い色で、しっとりとしていたのでしょうね。
昔から、日本の女性が使ってきた美容品と言えば、ぬか袋、うぐいすの粉、
ヘチマ、小豆の粉など、とても身近な自然のものばかりでした。
そうした一見、素朴なものが美しい日本の女性の肌を育んできたのです。
でも今では、肌に自信があると言える女性がとても少なくなってしまいました。
肌荒れやシミ、そして乾燥肌で悩んでいる女性がなんと多いことでしょう。
それは、石油から作った化粧品が当たり前になってからのことです。
あらためて、本当の豊かさって何なのかなと考えこんでしまいますよね。
でも諦めるのは、まだ早すぎます。
アイシスでは、昔ながらの化粧品を見直そうと、実際にそういう変わらぬもの
を作ってきたメーカーを探し出しました。
■□ 昔の美容品は、なぜ効果が高いの？ □■
アイシスが見つけた昔ながらの化粧品メーカーと言えば、美容文化社、漢萌、
新田紅花工芸所、ヘチマ化粧水を作っている「私の部屋」、ハーティハートな
どがあります。
どのメーカーの製品も、ヌカ、ヘチマ、オウバク、あずき、紅花など、昔なが
らの和の素材をしっかり使っています。
また化粧水などの抽出方法でも、化学溶剤を使わずに、飲料できるほど質のい
いアルコールなどを使っています。
これらは、すべて素肌を美しくする植物を中心としたもので、確かな効果があ
るからこそ、受け継がれてきたものばかりです。
たとえば「へちま化粧水」を例にあげると、ヘチマ水には、これひとつで何千
種類という成分が入っています。肌をなめらかにしたり、シワを薄くしたり、
肌色を明るくする美白成分も入っているのです。
アイシスで紹介した化粧品を使ってみて、「今までにないくらい、肌の調子が
良くなった」という声を聞きますが、それは不思議なことではありません。昔
の人たちが、何千年何百年もかけて、本当に良かったものが使われているので
すから。
・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・
■□アイシスおすすめオーガニックコスメ□■
・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・
季節の変わり目は、肌のトラブルも多くなります。
今回は、「和」の美容素材を使ったコスメを紹介します。
商品紹介
○ ハーティハートの化粧水 100ml
4,725円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/2101.html
肌のキメを整えるしっとりタイプの化粧水。驚くことに、天然成分だけで作
られ、防腐剤を使っていないのに、１０年間保存できるそうです。これはオ
ウバクエキスの強い殺菌作用のため。オウバクエキスはいろいろな薬効が古
くから伝えられていますが、最近、これに含まれるベルベリンという成分が
注目されています。ベルベリンには免疫力を高める効果があり、「アトピー
のかゆみがやわらいだ」という声も寄せられています。そのほか、ヘチマや
チンピ（温州ミカンの皮を乾燥させた生薬）やハッカなど、肌のキメを整え
る成分が配合され、肌に良い植物のエキスがぎっしりつめこまれています。
これをつければ通常の下地クリームを使わずメイクをしても、肌も荒れにく
くしっとり。
○ 漢萌 ニッポンの手造り美容水 いぶき
（コンディショニング美容水） 120ｍｌ
3,150円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/3107.html
十薬・甘草・栗の葉・ハブ草・ニワトコを丸ごと材料に特殊蒸留法によって
ゆっくりと仕上げた低刺激の自然美用水です。浸透性に優れた天然有機酸の
働きで角質層を引き締めて補強。さらに自然の消炎作用で衰えたお肌の整理
作用をやさしく整えます。
○ 私の部屋 オーシマスキンローション 120ml
1,890円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/2401.html
最近、ヘチマ水の化粧水がいろいろと出ていますが、その多くには、アルコ
ールや保存料、着色料が入っています。「オーシマスキンローション」は、
採ったまま１００％のヘチマ水で、余分なものをいっさい加えていません。
収穫する時々で色や香りにわずかな違いがあるそうですが、それこそ本物。
ヘチマには９種類のサポニン群が含まれます。サポニンは、皮膚細胞を活性
化し、日焼けやほてりを鎮めます。また、うるおいを与えるペクチン、アミ
ノ酸が肌をなめらかにキメを細かにします。化粧水のほかにも使い途はいろ
いろ。リンスとして使ったり、粘土を溶いてパックをしたり。コットンにヘ
チマ水を含ませてアイパックすれば、目の疲れを癒してくれます。
○美容文化社 あずきの粉 60g
1,050円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/1705.html
奈良時代からあずきは色を白くし、脂垢を落とす、と言われていました。美
容文化社の「あずきの粉」は北海道産のあずきを軽く炒ったものを細かな粉
にし、石臼で微粉末にするという手間をかけて効果を高めています。あずき
に含まれるサポニンが、皮膚や毛穴の油や汚れを吸着して分解するのでニキ
ビに悩む人におすすめ。また、あずきの粒子がスクラブ効果も発揮するので、
血行を促し、新陳代謝を活発にします。
○紅花染新田 紅皿（携帯用）
5,250円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/1802.html
夏に収穫した紅花を発酵、天日乾燥し、厳冬期に稲藁の灰汁や烏梅などで染
料を抽出。それを羽二重でこして器に塗りつけるという大変な手間をかけて
作られています。
「携帯しやすくするために蓋をつけてくれませんか」、という現代女性の声
に応えてくれました。おまけに紅の容器を入れるために紅花で染めたシルク
の小さな袋入りです。
○オラクル タイムレス・マスク 集中ケアマスク
12,600円(税込)
http://www.isis-gaia.net/SHOP/1608.html
クマザサとイチジクの抗酸化力で肌を蘇らせる
オラクルのハーバリストが「化学成分をいっさい使わずにはっきりとした美
白効果のあるコスメを作りたい」との一心で開発したのがこのマスクです。
いろいろな植物を試したあげく、とくに着目したのがイチジクエキスでした。
そのほかにオタネニンジン、オレンジ、クマザサなどの植物エキスが美白効
果を高め、カオリンやモンモリロナイトのクレイが、しっかり毛穴に詰まっ
た汚れを吸着します。ラベンダーやベルガモットなどのエッセンシャルオイ
ルが心地良く、１０～１５分ほどの待ち時間がまったく苦になりません。マス
クを洗い流すと、鼻のまわりのざらつきがとれ、肌がしっとりします。
「１回目から着実な美白効果が出たように感じました」という声も寄せられ
ています。
+ . .・:* ∴. . . ・:* ∴ .。. ・: . + . *彡 : ・. * . ・∴ .。.・
┃自｜然｜素｜材┃で┃手┃作┃り┃コ┃ス┃メ┃＆┃ハ┃ウ┃ス┃ケ┃ア┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
このコーナーでは、自然素材を使って、
手軽で安心な、手作りコスメやハウスケアグッズをご紹介していきます。
▽▼今回のレシピは…▼▽
■□ ヨモギのバスハーブ □■
春の野原を散歩すると、勢いよく伸びているヨモギが目に入ります。ヨモギには、
たんぱく質を分解する酵素があり、スムーズに肌のターンオーバーを促してくれ
ます。ひとにぎりほどつんで帰りましょう。
お風呂に入るとき、ヨモギを布袋かハンカチで包んでお湯に入れましょう。よく
しぼってヨモギのエキスが出るようにします。
からだがよく温まります。またヨモギの入った布袋で顔をこすると、ヨモギエキ
スの酵素で余分な汚れもよく落ちます。また最近は、アトピーなど肌の悩みを持っ
ている人も増えていますが、ヨモギのバスハーブは、痒みも和らげてくれます。
翌朝は、肌がしっとりしています。それはヨモギの血行をよくする作用のおかげで、
肌の保湿力が回復するからです。
そうしたヨモギの素晴らしい美容効果を活用した石けんもありますので、ぜひ一度
試してみてください。
ヨモギせっけんは
→ http://www.isis-gaia.net/SHOP/800029.html
でご紹介しています。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆◆「オーガニック商品 つれづれメモ」◆◆
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
このコーナーでは、スタッフが実際にプライベートで使っている、
オススメの商品をご紹介します。
今回は・・・「漢萌」の祥
「平安時代の美容料」を復活させた「漢萌」のコスメです。
見た感じは、お味噌のようでちょっとびっくりしますが、じつはこれは生薬を濃縮
熟成したもの。クリーム状ですが、いっさい油分は入っていません。
手がとても乾燥していたので、使ってみたところ、翌日からしっとりしたのには
びっくり。
油分が入っていないので不思議でしたが、メーカーの説明によると、「肌の保湿力
を高めるのは、油分で補うのではなく、肌そのものを健康にすることです。
この祥には、肌の機能を正常にする生薬がつまっているので、それが素早く肌に働
きかけるんです」。
なるほど……。
手の次には、顔にも化粧水で延ばして使ってみました。
くすんでいた肌色も明るくなっているように感じました。
平安時代の美容料には、確かな効果があるようです。
漢萌の祥は、
http://www.isis-gaia.net/SHOP/3114.html
でご紹介しています。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
アイシス流オーガニックキッチン
医者いらずのキャベツスープ
…………………………………………………………………………………………………
4月から5月にかけて、路地ではおいしいキャベツが採れるようになります。
じつはこのキャベツ、ヨーロッパではいろいろな病気に薬効のある植物とされてき
ました。
どんな病気に効くかというと、頭痛、肝臓病、筋肉痛、胃潰瘍、リュウマチ、下痢、
そして月経痛と、とにかくありとあらゆる痛みを和らげてくれる野菜なのです。食
べるだけではなく、からだのどこかが傷むときには、葉にアイロンをかけて暖めて
湿布にすると、その薬効がじわじわとからだに浸透していきます。
ローマでは、「毎日、キャベツのスープを飲む人は医者要らず」という言葉もある
ほど、キャベツの薬効は昔から実証済みです。実際、キャベツはビタミンCもたっ
ぷりで、からだの細胞に必要な硫黄を提供してくれるそうです。
そういえば日本でも「胃が傷むときにはキャベジン」というCMをよく見ます。
でも薬になったものより、新鮮なオーガニック栽培のキャベツにはかないません。
ぜひ毎日、キャベツスープを飲んで、おいしくからだを守りましょう。
●キャベツスープ（４人分）
＜材料＞
キャベツの葉 2枚
タマネギ 中玉の4分の一個
水 ４００ｍｌ
オリーブオイル 適量
こしょう 少々
塩 少々
（だしスープ）
こんぶ ５センチ角２枚
干ししいたけ ２個
三河みりん 小さじ１
＜作り方＞
１）こんぶとしいたけを水につけて一晩、または急ぎの場合は1時間ほどおきます。
２）１）を火にかけ、煮だったらこんぶをひきあげ、隠し味にみりんを加えます。
３）タマネギをみじん切りにして、オリーブオイルで透き通るまで炒めます。
次にキャベツを加え、軽く炒めてから、次に２）のだしスープを加えます。
４）煮立ったら火を止め、塩とこしょうで味を整えます。
お料理の味をぐんと引き立てる調味料は、こちら↓
▽沖縄の海水塩 青い海 500g
http://www.isis-gaia.net/SHOP/5400.html
▽有機栽培オリーブ油 １８０ｇ
http://www.isis-gaia.net/SHOP/50043.html
***********！！！○◆○オーガニックコスメ・コラム○◆○！！！**************
平安時代の美容料を復活したオーガニックコスメ「漢萌」。
この化粧品のファンも多いようですが、今回から、その開発者の三戸さんのコラム
「美と健康に役立つ『和』の植物をたずねて」を連載します。
「日本古来から伝わる薬草の知識や健康法を若い人たちにも知ってほしい」という
三戸さん。
「いのちの健康美容法」という考え方を作り上げるまでの物語には、
植物の素晴らしい力について気づかせてくれるエピソードがいっぱいです。
***************************************************************************
■[コラム]■ 「美と健康に役立つ『和』の植物をたずねて」（三戸唯裕）
◎ その１ 平安の美容料の再現 ◎
---------------------------------------------------------------------------
日本独自の美容法は、たんに肌の手入れというのではなく、「いのちの健康美容法」
といったほうがふさわしいと思います。
この手入れ方法は、平安時代にほぼ美容料の製法とその使い方が完成したようです。
その後明治に至るまで、日本各地に拡がりながら発展していったのです。
幸いなことに、私が青年だった時代には、そのような平安時代からの美容料の作り方、
使い方、美しくなる健康法について、伝わっていた事柄を受け継いだ方々が各地に居
られました。
その中で運良く私がご縁をいただいた方々がおり、その方々からご指導いただいて復
元できたものが、平安古伝の美容料である「漢萌」の美容料です。
とくにその開発において、具体的に指導してくださったのが、故大沢勝先生です。
大沢先生は、大正初期に東大医学部を卒業、長らくドイツに留学。帰国後大正１５年
から京成帝国大学医学部教授に就任。敗戦後日本に引き上げてから、日本で始めてガ
ンの生薬「山豆根」を発見し、学会で発表してから一躍注目を浴びた方です。
私はそれを知って先生にお願いしてご指導いただくようになりました。
広島の自宅から東京の信濃町にある先生のお宅まで、急行「安芸」号に乗って約２０
時間くらいかかってお伺いしていた頃が懐かしく思い出されます。その頃、私は、京
都の高貴な家に伝わった門外不出の薬草美容料の復元に七転八倒の苦労をしていまし
た。
大沢先生は、「三戸さん！ 焦って現代の化学合成の材料を使ってはいけないよ」と
繰り返しおっしゃるのです。ということは、昔ながらの薬草を使いなさいということ
ですが、問題は、その薬草をどのように使うべきなのかさっぱりわかりません。
そんな私の疑問に対して、大沢先生は、とてもシンプルに応えてくれました。
「道は一つ、『本草綱目』に書いてある通りの生薬の使い方をしなさい」。
「本草綱目」というと、１６世紀に中国の明朝の時代に、李時診が作成した薬学の知
識をまとめたもので、江戸時代の日本にも伝わっています。
大沢先生の言葉は、いろいろな薬草の本はあるけれど、むしろ古いものにこそ、本物
の知識があるということを私に気づかせてくれたのです。
(続く)
「漢萌」の化粧品については↓
http://www.isis-gaia.net/SHOP/g9113/list.html
で紹介しています.
*********************************************************************
◇◇ご意見・ご感想がありましたら、メールでどしどしお寄せください！！
◇◇また、メルマガで載せたいことや知りたいこと、口コミ情報などが
ありましたらお知らせください。
◇◇メールマガジンの登録削除、変更がありましたら、
こちらから→ http://www.isis-gaia.net/
**********************************************************************
◆アイシス本店◆ http://www.isis-gaia.net/
◇メールアドレス◇ order@isis-gaia.net
_____________________________________________________________________
■株式会社アイシス■
〒192-0373 東京都八王子市松木35-16
TEL:0426-77-3919 FAX:0426-75-4608
**********************************************************************