*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*
なぜオーガニックがいいのでしょう?
*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
*
* ☆彡 現代の農薬は、石油の副産物!
*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
農薬がなかった時代、農業は害虫や病原菌との闘いでした。1600年頃から硫黄やクジラの油が害虫駆除として使われ始めました。また1700年頃、除虫菊の粉末が害虫から作物を守ることができるとわかり、農薬として広がりました。
また1900年頃には、ブドウの産地フランスで、生石灰と硫酸銅を混ぜて作られるボルドー液が発見され、殺菌剤として日本にも伝えられました。こうして自然由来のものを利用して人類は害虫や病原菌と闘ってきたのです。
しかしこの状況が劇的に変わるのが19世紀後半以降です。アメリカで次々と油田が発見され、石油は車や飛行機、船舶の燃料として使われるようになり、その後、石油燃料の精製過程で出てくる余剰副産物(=ゴミ)を、自然界にはない化学物質に変換し、農薬や肥料、洗剤や化粧品などとして利用するようになりました。
さらに第一次世界大戦及び第二次大戦では、様々な化学物質(毒ガスなど)が化学兵器として開発され、それらは大戦後、殺菌剤や殺虫剤、除草剤、化学肥料などの商品となって世界中で販売されるようになったのです。
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
*
* ☆彡 健康を脅かす、石油由来の化学物質
*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
石油由来の化学物質である、農薬、肥料、殺菌剤、除草剤などは農産物の収穫を大量に増やしました。しかし、一方でそれらが人間の健康を脅かしていることも明らかになってきました。
例えば「グリホサート」は、世界で最も売れる除草剤となりましたが、2015年に『国際がん研究機関』が「発がん性」を報告し、以後アメリカやヨーロッパで健康被害を訴える裁判が次々と起こされるようになりました。そうした状況から昨今ではグリホサート系農薬は、世界的に敬遠されるようになってきています。
しかしなぜか日本は世界の事情から遠く、相変わらず、農業用や園芸用の除草剤や、道路や公園の除草剤として、大量にグリホサート系農薬が販売され続けています。
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
*
* ☆彡 農地の砂漠化も問題に
*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
近年の慣行農法では、毎年、耕作地に害虫駆除や除草のために大量の化学農薬の散布を行います。そのため虫や微生物が土地からいなくなり、結果的に土地は砂漠化へと向かいます。その枯れ果てた土地で作物を育てるには、栄養素として大量の化学肥料が必要となります。
土地に蓄積された農薬や化学肥料などの化学物質は、雨や風などを通して周囲に運ばれ、生態系全体に悪影響を及ぼしています。事実、今や年々、5万から6万種類もの動植物が絶滅しているという報告も出ており、農薬も大きく関与しています。
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
*
* ☆彡 オーガニック野菜は栄養価が高く、そして美味しい!
*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
まだ農薬がなかった時代、オーガニック農法は当たり前でした。もともとオーガニック農法は、人類の長い歴史の中で続いてきた本来の農法であり、周りの自然や生物と共存しながら作物を育てるものでした。そこには虫や微生物の力も作物を育てるために大切な存在という認識があり、自然への敬意がありました。
オーガニック農法は、自然な栽培方法なので、土壌に悪影響は与えず、それどころか微生物を活性化し、微量ミネラルの循環を促すなどして、生態系と環境の維持に好影響を与えます。慣行農法の場合は、与える肥料も「窒素、リン酸、カリ」などを主とした偏ったものであるため、出来上がった作物の栄養素も偏ったものになります。
それに対して、オーガニック栽培の作物は、自然との調和の中、多様な虫や微生物の力を借りて育てられるため、慣行栽培の作物と比べると、はるかに多種多様なミネラルやビタミン類、抗酸化物質を含んでいます。そのため免疫力の向上や代謝の活性、良好な腸内環境なども期待できるのです。
オーガニック野菜が味わい深く、おいしく感じられるのは、まさに栄養分が多様で豊富なためなのです。
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
*
* ☆彡 自然の力が肌に栄養をもたらすオーガニックコスメ
*
*.*:*.*:*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:
肌にはもともと常在菌が棲んでいて肌の健康に守ってくれています。ところが合成成分配合の化粧品は、この常在菌を殺してしまいます。
その結果、農地の同様、肌はしだいに砂漠化し、荒れた肌を補おうと、更に強い合成成分の化粧品使ってしまうことで、肌は次第に乾燥肌に。やがて触るだけでかゆかったり、痛かったりという敏感肌になってしまいます。
またオーガニック野菜が栄養価が高いのと同様、コスメの材料となる植物もオーガニック栽培であれば、その植物が持つ成分は豊かなため、より効果的に肌に働きかけてくれます。
食品やコスメを選ぶときは、ぜひオーガニック栽培のものを意識して選びましょう!
*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*━*