たしかにアンチエイジング化粧品を使ってみると、にわかにたるみが解消し、ハリと艶が出たように感じるようです。やっぱり現代科学のおかげで化粧品は進化している?! 何故、そんな効果があるのでしょうか? それは、アンチエイジング化粧品には、数多くの合成ポリマーが配合されているからです。 たとえばあるアンチエイジング用クリームには、次のような合成界面活性剤と合成ポリマーが配合されていました。 合成ポリマージメチコン、ポリソルベート20、ポリソルベート80、(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー たったひとつのクリームにこんないくつもの合成ポリマーが入っている! 実はアンチエイジングクリームにとって、合成ポリマーは欠かせない成分です。何故ならそれは顔の上に膜を作って、ビニールコーティングをしてくれるからです。そうすると、にわかにたるみがちだった肌がピーンと張ってつやつやになったかに見えるからです。 つまりみかけの一時的な「艶」を与えるために合成ポリマーは欠かせない成分なのです。 アンチエイジングコスメには、合成ポリマーとともに合成界面活性剤がいくつも入っています。 浸透性のいい合成界面活性剤は、肌の奥に浸透して、肌細胞を膨らませます。 その結果、これもまた肌ににわかに「ハリ」が出たように見えます。 そのようにアンチエイジング化粧品には、数多くの合成界面活性剤や合成ポリマーが配合されているおかげで、偽の一時的な「ハリと艶」の効果が出るのです。 しかし一時的な効果があるように見えても、合成ポリマーが剥がれ落ちてしまうと、肌は以前よりも乾燥し、くすみやしわが増えます。つまり老化が止められるどころか、さらに促進されてしまうのです。 合成成分は、肌の酸化(老化)の原因に |