2016/01/20

【Vol.373】 アイシスオーガニックレター

 

Vol.373

[January 20/2016 ]

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【 C O N T E N T S 】

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:: Feature Story

☆彡 大地から遠ざかった現代食の問題(水上洋子)

:: アイシスおすすめオーガニック

雑穀や未精白米が素肌やからだを美しく健康にする(水上洋子)

 
   
   
 
 

大地から遠ざかった現代食の問題

 
 
 

伝統的な食事を守っている人々は美しく健康だった

1930年代、アメリカで歯科医として働いていたウェストン・プライス博士は、世界14カ国50地域の食生活を比較調査しています。   

 

北極圏のエスキモー(イヌイット)、北米大陸のインディアン諸部族からオーストラリアのアボリジニ族にいたるまで、驚くような広範囲の調査研究によって、食生活が健康に及ぼす影響を、数多くの写真とともに綿密に報告しています。

この調査研究が目的としたのは、伝統の食生活を守っている人々の健康状態と、彼らが近代文明食生活に移行してからの健康状態を比較研究することでした。

 

素肌トラブル、歯痛、顔の歪みを誘発する現代食

 
 

 
 

調査の結果、プライス博士はこう述べています。「まだ商業化した食品がなく、伝統的な食品を食べている民族は、美しいバランスのとれた容貌と虫歯のない美しい歯を持っており、身体も心も健全だった」と。

しかし、いわゆる文明とともに新たな商業的な食品が普及するようになると、民族の間に、歯痛、顔の歪み、アレルギー、様々な疾患、さらには精神の異常などが起きてくることを報告しています。

プライス博士の調査が世間に衝撃を与えたのは、現代では当たり前になってしまった歯痛や歯槽膿漏、老衰とともに歯が抜け落ちることもまた、「近代文明食」の悪影響であることを指摘したことでした。

ばかりか「近代文明食」は、癌や慢性変性疾患、生活習慣病を増加させていくと報告しているのです。

現代では当たり前になってしまった農薬、食品添加物、白砂糖、精製塩など、これらは文明とともに普及してきたものであり、昔はなかったものです。 プライス博士の調査は、大地に根ざした食生活が私たちの健康を守るものであることを改めて伝えるものでした。

ウェストン・プライス博士は次のような言葉を残しています。

「全き生命——それは母なる大自然に従うところに花ひらく」

 
 
 

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雑穀や未精白米が素肌やからだを美しく健康にする

 

日本でも近藤正二博士が、山梨県の長寿村や、世界三大長寿村の食事療法についても比較研究しています。興味深いのは、多くの長寿地域の共通した特色のひとつが、未精白の穀物や雑穀を日常的に食べていたということでした。

長寿村の人々は、たんに長生きというのではなく、いつまでも若々しく元気だったとのこと。つまり長寿村の食事は、究極のアンチエイジング食というべきなのです。

穀物の皮や糠の部分には、数多くの栄養成分やミネラル、抗酸化成分が含まれています。現代は、お米にしろ小麦粉にしろ、わざわざこの部分を精白によって切り捨てているのです。

たとえば玄米の糠の部分には、ビタミン2が豊富に含まれています。これが不足すると、慢性的に唇の荒れに悩まされることとなります。玄米は無理という人は、いつものご飯に雑穀をプラスして、免疫力をあげる食事を目指してみては?

 

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