| 自然から遠ざかりつつある美しさのイメージ最近、気になるのは、女性が求める美しさが、どんどん自然から遠ざかっているように感じること。
 即効性をうたう合成成分が主体の化粧品、ヘアカラー、ネイルアート、目を大きく見せるコンタクトレンズ、まつげのエクステ、誰もが同じ顔になってしまいかねない過剰なメイクなどなど。本当の自分がすっかり見えなくなってしまうような美しさが追求されているわけですが、その美しさを実現してくれる製品の素材は、すべて同じ、石油から造られた合成成分です。
 
 これらの製品は今、若い世代から高年齢の女性まで、そしてともすれば子供たちまでを巻き込んでいます。
 
 自然から遠い美容法は、華麗な演出のCMや雑誌広告によって賛美され、人々の心をあおります。
 
 でも自然から切り離された美は、本当の健康や幸福感とは結びつくはずはなく、ともすれば美しさへの追求が、慢性的な肌荒れや深刻な病気へと導いてしまう危険性があります。たとえば化粧品の合成成分は素肌にダメージを与えるだけではなく、アレルギーや発がん性が報告されています。
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