2012/09/19

【Vol.254】 アイシスオーガニックレター

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:: ISIS ORGANIC LETTER :: Vol.254 [ September 20 /2012 ]

季節のオーガニックに関するお話や
商品情報を毎月3回お届けします。
発行*アイシス編集部

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まだまだ暑い日もありますが、少しずつ秋の気配が近づいてきました。
鮮やかな夏の色から、ゆっくりと穏やかな色どりへと移っていく季節の
変化が楽しみですね。
かつて、私たちの生活を彩ってくれる色は、植物からの贈り物だった時
代がありました。
でも今、その彩の原料は、たったひとつの石油という原料から、合成し
たものに変わってしまいました。ぬくもりのある草木の色を少しでも、
日々の生活に呼び戻してみたいものですね。

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【 C O N T E N T S 】

:: Feature Story
☆彡世界中で愛でられてきた紅花の物語
☆彡今の時代にも紅花の良さを伝えたい

:: アイシスのおすすめオーガニック

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* ☆彡 世界中で愛でられてきた紅花の物語
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オーガニックコスメには、さまざまな美容植物が使われています。
そのひとつひとつの植物に、気が遠くなるほど長く、興味深い物語があ
ります。
たとえば紅花。
紅花は、日本では、紅としてそして赤い染料として使われてきました。
鮮明な透明感のある輝きを持つ赤い色は、いつの時代にも人々を魅了し
てきました。
紅花の歴史をたどると、はるかな時代へとさかのぼります。
すでに5千年以上前の古代エジプトで、紅花は、魔よけのハーブとして
使われていました。その魔よけの効果はインドでも同じで、ビンディと
呼ばれる、額に描く赤い印は、紅花の色素が使われていました。韓国で
も、結婚式で花嫁が頬を赤く染めますが、これまた紅花の色素が使われ、
これまた魔よけの意味があったのでしょう。世界中のどこでも紅花の赤
の輝きは、健康と幸せと豊かさを象徴するものとして尊ばれてきたので
す。
「魔よけに利く」というと迷信のようですが、古代の人々は、紅花の薬
効を、日々の体験から知っていたように思われます。
紅花は婦人病の万能薬とされ、中国では、体を温め、血液をきれいにす
る働きがある生薬として知られています。中国の匈奴の国では、頬を赤
く染めて寒さから肌を守りました。
事実、紅花は、血行をよくしてからだを温め、血液をきれいにするなど
の効果が確認されています。日本の江戸時代には、紅花でマッサージを
する治療法があったそうです。女性の下着が紅花の赤で染められたのも
腰を冷やさないという目的もあったのですね。

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* ☆彡 今の時代にも紅花の良さを伝えたい
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日本に紅花が伝わったのは、シルクロードを通じて、飛鳥時代のことと
言われてきました。しかし纏向遺跡から紅花の花粉が発見され、紅花が
伝えられた時代は、もっとさかのぼり、弥生時代前半という説が出てき
ました。この遺跡には、卑弥呼の墓とも言われる箸塚古墳もあるので、
もしかしたら女王の唇も紅花で彩られていたのかもしれません。
紅花は、金よりも高価なものとして尊ばれ、花柳界では、紅花を唇に塗
り重ねて玉虫色にする化粧法が豪奢の証だったとか。
実際に女性の体調を整える薬効がある紅花が、女性を美しく見せる口紅
の原料に使われていたということに昔の人の知恵を感じます。
その紅花の口紅は、現代女性が新しいメイク用品を使う頃から消えてい
きました。しかし今、山形県の染色家の新田克比古さんが、貴重な紅花
の染料作りを残したいと製造を続けています。
紅花の色素をとる作業は、2月。一年で一番寒い季節。その頃にとった
赤がもっとも鮮明な赤を発色するのです。紅花の染料をとる作業は、手
は冷たい水で冷え切りますが、不思議なことに、しだいに熱を帯びてき
ます。そんなとき新田さんは「肌を温めるという紅花の生命力」を実感
するそうです。
工場生産では作り出すことのできない紅花の赤。日本の美しいものを守
りたいという、新田さんの熱い思いが支えています。その思いのおかげ
で、今の私たちが、貴重な紅を使うことができるというのは幸せなこと
ですね。

■紅皿 紅花染新田
http://www.isis-gaia.net/SHOP/1801.html

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* ☆ アイシスのおすすめオーガニック ☆
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赤、黄、青、緑など植物の色は、ただの色素ではありません。それはフ
ラボノイドという抗酸化成分であり、植物が自分を守るために必要な成
分です。フラボノイドは化粧品としても有益ですが、とくに赤い色は、
心と肌を活性化し、若々しくしてくれる効果があるようです。
紫根は、むらさき草という植物の根で、油性溶剤で抽出すると鮮やかな
赤が出てきます。
これは肌荒れを直したり、再生する効果があることで知られています。
江戸時代には火傷や傷の手当に紫根を配合した軟膏に使われていました
。アイシス「オーガニック生活便」では、大人気の「紫草クリーム」や
「.淡紅」も、紫根を主成分とした化粧品です。紫根を配合した化粧品
は、長年、合成成分の化粧品で慢性的な肌荒れに悩んでいる人に、おす
すめです。ぜひ植物の不思議な力を実感してみてください。ただし天然
成分と合成成分が入り混じっているような化粧品では、いい結果は出て
きません。肌に害を与えない天然成分100%の化粧品を選んでください
。アイシス「オーガニック生活便」のスキンケア用品は、すべて天然
100%のものだけを厳選していますので、安心してお使いになってくだ
さいね。

■アイシス 紫草クリーム 漢萌
肌荒れをケアして、若々しい潤いのある肌へ導く
http://www.isis-gaia.net/SHOP/801177.html

■淡紅 漢萌
唇を淡く彩りながら、唇の荒れを防ぎ、本来の色もきれいに
http://www.isis-gaia.net/SHOP/802304.html

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