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肌を傷めないUV対策を
日差しの強さが気になる季節になりました。
UV対策を! と思っている人が多いはず。
紫外線対策のためのUVクリームは、主に2種類。 紫外線吸収剤配合のものと紫外線散乱剤配合のものです。
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* ☆彡 紫外線吸収剤は化学物質
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紫外線吸収剤とは、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸などに代表される石油由来の化学物質です。紫外線散乱剤を塗った肌に紫外線が当たると、肌の上で化学変化をおこし、紫外線を吸収して熱などのエネルギーに変化させてしまうというものです。紫外線をブロックできるものの、当然ながら肌にはよくありません。肌荒れやアレルギーを引き起こすことが報告されています。また海に流れるとサンゴにも影響を及ぼすことがわかり、世界的には使用を禁止している国や地域が多くあります。
一方、紫外線散乱剤は、酸化亜鉛や酸化チタンなどの鉱物を配合することで紫外線を反射、散乱させて紫外線をブロックするため肌への負担が少なく安全です。
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* ☆彡UVクリームがシミの原因に!?
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ただし、紫外線散乱剤の酸化亜鉛や酸化チタン配合のものでも、その他の成分に注意してください。
たとえば、ある酸化亜鉛配合のUVクリームの全成分を見てみましょう。
【水、シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、BG、ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸PEG−60グリセリル、PEG−10ジメチコン、グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸Na、トコフェロール、メタクリル酸メチルクロスポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、スクワラン、ハイドロゲンジメチコン、ベヘニルアルコール、ポリソルベート60、ヤシ脂肪酸スクロース、メチルパラベン】
このUVクリームの場合、紫外線カット成分として「酸化亜鉛」が使われていますが、そのほかにいくつもの合成界面活性剤や合成ポリマー、そして合成防腐剤が使われています。
<合成界面活性剤>
ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸PEG−60グリセリル、ヤシ脂肪酸スクロース
<合成ポリマー>
シクロペンタシロキサン、PEG−10ジメチコン、タクリル酸メチルクロスポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ハイドロゲンジメチコン、ポリソルベート60
<合成防腐剤>
メチルパラベン
紫外線散乱剤配合のクリームを塗っていても、数多くの合成成分が配合されていれば、かえってそれがシミの原因になってしまいます。合成成分を肌に塗っているだけでも肌が酸化してしまいますが、そこに強い光が当たると、酸化の影響がさらに大きくなってしまいます。その結果、肌にくすみやシミとなって残ってしまうのです。
合成成分が配合されたUVクリームは、かえって素肌にダメージを与えてしまうこととなります。
紫外線散乱剤配合のクリームを選ぶときは、合成成分が配合されていないものを選びましょう。
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* ☆彡 和の植物を利用した紫外線対策がおすすめ
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植物の中には、日差しを和らげる働きをするものがいくつかあります。
とくに日本では、昔から肌本来の白さを保つ植物がスキンケアとして使われてきました。
その代表が紫草の根、つまりシコン(紫根)です。
オイルで抽出したシコンは、鮮やかな赤に発色します。江戸時代にはシコンは肌を修復する薬として、切り傷や火傷などの手当てにも使われていました。美容としては、保湿力が高く、美白作用があります。さらにシコンには、最近、紫外線を和らげる働きがあることも報告されました。また肌のターンオーバーを促進する働きによって、日焼けした肌を早く正常な肌に戻してくれます。
ドクダミもまた、「十薬」という別名があるほど、様々な薬効がある薬として使われてきた和の植物です。肌に対してはシミやくすみを予防し、肌を白く保つといわれています。
昔から「美人水」として愛されてきたへちま水。ビタミンCが豊富なうえに、皮膚細胞を活性化させる働きがあり、肌荒れや日焼けによるシミ、ソバカスを防ぎ、肌を整えてくれます。
ヨモギは、「ハーブの女王」とも呼ばれ、抗酸化力、保湿力が高く、肌の炎症を抑える働きもあります。
紫外線に負けない強い肌を育み、ターンオーバーを促す働きもあるので日焼けをしても早めにもとに戻してくれます。
肌は、もともと紫外線を跳ね返す力を持っているので、表皮のキメが整った健康な肌であれば、それほど紫外線も怖がる必要はありません。
多少紫外線を浴びても、肌はターンオーバー作用によって元に戻ります。和の植物は、紫外線に強い肌を育み、日差しを浴びた肌を、きちんと修復してくれます。
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