2022/04/10

【Vol.597】 アイシスオーガニックレター

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:: ISIS ORGANIC LETTER :: Vol.597[April 10/2022 ]

季節のオーガニックに関するお話や
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発行*アイシス編集部
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【 C O N T E N T S 】

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:: Feature Story
☆彡 植物由来だから安心、とは言えない!
植物エキス配合の化粧品には要注意!


::「生活便」おすすめオーガニック
オーガニック生活便おすすめのオーガニックコスメメーカー

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植物由来だから安心、とは言えない!
植物エキス配合の化粧品には要注意!

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化粧品の広告でよく目にするのが「植物エキス配合」という言葉。

「植物=ナチュラル」というイメージが消費者の中にあるからでしょうか?

では植物エキスはどのように作るのでしょう?

植物エキスは何らかの溶剤に植物を漬け込み、植物に含まれるさまざまな有用成分をその溶剤に溶け込ませます。

昔は、手作りコスメの植物エキスは、植物をお湯で煎じたり、お酒や油、酢などを溶剤にして漬け込み、それを化粧水や美容オイルなどとして使っていました。

そのように、自然なもので植物エキスを作るのはとくに問題はありません。

しかし現代の化粧品に使われる植物エキスは、ほとんどが、化粧品原料会社が製造したものになります。

大手の原料会社の植物エキスの溶剤を見てみると、よく使われているのがBG(1,3-ブチレングリコール)です。もともとBGは、石油原料から作られた合成成分ですが、殺菌力もあるので、これを使って植物エキスを抽出すると、腐らない植物エキスが出来るというわけです。植物エキスを販売する原料会社にとって、植物エキスを腐らないものにすることが最重要課題なので、BGはとても都合のいい溶剤なのです。


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* ☆彡 石油だけでなく植物からも合成成分が作れる
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消費者から安心感を得られやすいため、石油ではなくトウモロコシから作ったBGがよく使われるようになりました。

一般的なイメージと異なり、植物からも石油からもと同じように自然界にない合成成分を作ることが出来ます。

どのようにするのかというと、植物原料に、製造工場の設備を使って高温高圧をかけ、植物本来の構成成分をばらばらにし、その後、自由につなぎ合わせて合成成分を作るのです。

そのような方法を使えば、従来、石油で作っていた合成成分を植物からも作ることが可能になります。

しかし、石油から作ろうと植物から作ろうと、出来上がったBGの性質は変わりません。

合成成分でありながらBGは、今のところ、とくに肌に対して問題はないとされています。しかしBGの殺菌力は、ヒトの肌の上で潤いを提供している常在菌をも殺傷してしまうこととなり、そのため肌は乾燥に傾きやすくなります。肌が乾燥すると、くすみが出てきて、シワも発生しやすくなります。

BGが配合された化粧品を使って、すぐに何らかの肌トラブルが出てこないとしても、長年、使ううちには、乾燥やくすみ、シワの問題が深刻化する可能性があります。

そもそも植物エキスといっても、植物の成分を溶かす溶剤が、合成成分であれば、当然ながらナチュラルとは言い難いものになってしまいます。つまり消費者のイメージに反して「植物=ナチュラル」ではないのです。



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* ☆彡植物エキスの溶剤も天然成分で
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では、どのような植物エキスであれば、ナチュラルと言えるのでしょうか?

当然ながら溶剤が、水、穀物エタノール、植物オイルなどナチュラルなものであることが条件になります。

現在、良心的なオーガニックコスメメーカーが、よく使っている植物エキスの抽出溶剤は、穀物アルコールです。穀物アルコールは、化粧品の全成分表示では、エタノールと表記されます。ただしエタノールは、石油からも作ることができますが、オーガニックコスメメーカーであれば、穀物アルコールを使います。

さらに溶剤の安心安全にこだわっている良心的なメーカーであれば、穀物エタノールの原料も有機栽培のものを使います。


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【アルテ】
アルテ製品は、植物エキスの抽出溶剤として、有機栽培のお米から得た穀物アルコールを使用しています。

化粧品原料会社から購入した植物エキスには、キャリーオーバー成分が含まれていることを懸念して、会社のスタッフ自らが、有機栽培ガーデンから植物を採取し、漬け込み作業をした植物エキスを原料としています。また穀物エタノールでの抽出のほかに、水蒸気蒸留によって得たナチュラルな植物エキスを原料として化粧品を作っています。


○ アルテ ローズモイスチャークリーム
https://www.isis-gaia.net/SHOP/803651.html
ガリカバラ花エキス、カキ葉エキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、ソウハクヒエキス、トウキエキス、ドクダミエキス、ハトムギエキス、ユキノシタエキス、カニナバラ果実エキス、ワレモコウエキス、ローズマリーエキス、ハイビスカス花エキス、サリックスニグラ樹皮エキス、ムラサキ根エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、カンゾウ根エキス、キハダ樹皮エキスなど、18種類の植物エキスを配合。

すべて無農薬の穀物アルコールで抽出しています。

またアルテ独自の天然成分乳化法で作った100%天然のオーガニッククリームです。

肌に潤いとハリを与え、くすみを改善しながら、ふっくらとみずみずしい肌へと整えていきます。


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