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[February 20/2017 ]
季節のオーガニックに関するお話や 商品情報を毎月3回お届けします。 発行*アイシス編集部
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毎日をもっと元気に心地よくする、安心安全なオーガニックライフに役立つ情報をお届けします。
☆彡 ハッピー・オーガニックライフ(水上洋子)
髪のボリュームがないと悩んでいる人は、ぜひ石けんシャンプーに変えましょう。(水上洋子)
オーガニックライフというと、たんに安心安全な生活と思っているかもしれませんね。 でもそれだけではなく、オーガニックライフとは、「当たり前の幸せを守る生活」と言ったほうがいいのでは?
たとえば水のことを考えると、昔は綺麗な水が当たり前でした。 もともと日本は水に恵まれた国ですが、ほんの少し前までは、野を流れる川、湖など、すべて飲料水になるほどきれいな水がどこにもありました。 しかし今、水は汚れ、水道水も塩素で消毒されるのが当たり前になってしまいました。 そのため、ペットボトルの飲料水が普及しました。 そんなふうに川や湖の水が汚れてしまった原因は、畑やゴルフ場で使われている農薬、工場から出る化学物質、そして家庭で使われている洗剤やシャンプーの排水のためです。 朝食が終わる午前10時ころ、川を見ると、白い泡がたくさん流れているのをよく見かけますが、あれは家庭から流れてきた洗剤の泡です。洗剤に使われている合成界面活性剤は、容易に分解しないため、泡の形を保ったまま、流れていくのです。 合成界面活性剤は、たんぱく質を壊す作用を持っているので、人の肌や髪にとって問題ですが、川の魚や微生物にも悪影響を与え、やがてそれらの生物が消え去ることとなります。 微生物や魚がいなくなった川や湖は、自然の浄化力を失い、やがて顔色の悪い人のように青黒く濁っていきます。
「私が使うものが環境汚染?! 」と驚く人も多いのですが、その水は、結局、水道水を通じて、私たちに戻ってきます。 いっぽう石けんは、容易に分解するため、泡になったまま、川を流れることはありません。石けんは、川のミネラルと反応して、魚が食べられるほどの石けんカスになってしまうので、環境中に残ることなく、循環します。
石けんは、合成界面活性剤のようにたんぱく質を溶かしてしまうような不安はありません。石けんもまた、水と油を混ぜる「活性」という作用を持つ天然の「界面活性剤」です。しかし石けんの「活性」という作用は、肌や髪の表面に付着している汚れを取り除くと、すぐに分解して「活性」作用を失ってしまします。だからこそ、髪や肌にとって安心であり、そしてまた川に流れ出ても安心なのです。 石けんは、ヒトのからだにとって安心であるだけではなく、環境も汚染しないので、ヒト以外の生物に「ご迷惑」をかけることがありません。 石けんの台所洗剤、石けんの洗濯洗剤、石けんシャンプーを使っていると、なんだか気持ちがいいのは、自分にとって安心安全ということもありますが、ほかの生物にも「ご迷惑」をかけていないことで幸せな気持ちになれるからです。 オーガニックライフは、自分だけではなく、みんなともつながっていることを感じることから始まります。なんだかふわっとあたたかな気持ちが広がって、ハッピーになれます!
手肌の潤いを守ってくれる石けんの台所洗剤
パックスナチュロン 台所のせっけん 500ml 太陽油脂 >
肌にも環境にもやさしい石けんの洗濯洗剤
ナチュロンネオ洗濯用液状石けん 太陽油脂 >
髪が細かったり、ボリュームがないのは、これまで使ってきた合成シャンプーのおかげで、すっかりキューティクルが無くなって、髪の芯だけになっているからです。 「合成シャンプーを使ったほうが髪にツヤが出る」なんて言う人がいますが、それは本物のツヤ(つまりキューティクル)ではなく、細い芯だけになった髪を合成ポリマーがビニールコーティングしているからです。 でも、そんな偽のツヤに騙されているうちに、さらに髪はやせ細っていってしまいます。 ぜひとも石けんシャンプーで、本物の髪ツヤ=キューティクルを取り戻しましょう。どうしても石けんシャンプーではゴワゴワになってしまうという人は、最初の1カ月間は、泡の出ないクレイでシャンプーし、次に石けんシャンプーに移行していくという方法がおすすめです。このとき、髪にハリを与えるアーユルヴェーダのハーブ「アムラ」をクレイに混ぜるのもいいでしょう。 キューティクルが蘇ると、髪のツヤはもちろん、ハリも出てくるので、ぐんと髪のボリュームもでてきますよ。
素髪の艶シャンプー 500ml アルテ >
素髪の艶コンディショナー 500ml アルテ >
ガスール粉末 500g ナイアード >
マハラニ アムラ 100g >
[February 10/2017 ]
☆彡 自然療法で健康を取り戻す(水上洋子)
オーガニックコットンの布ナプキンで心地よく過ごす(水上洋子)
最近、女性の病気に悩む人が増えていますが、それは化粧品とも関係があります。 というのも、現代の化粧品には多くの合成成分が使われているため、それが肌を通じて直接、体内に入り、蓄積してしまうからです。
それについては、「経皮毒」という著書でも、一時、話題になりました。 ともすれば口から入った有害物のほうが、肌から入る有害物よりも、その害が大きいように思われがちです。しかし口から入る場合は、肝臓が有害物を無害化するための処理をするのですが、皮膚から入る場合は、無毒化される器官を経ることないため、そのまま血管に入り、体内を巡ることになります。そのため実際は、「経皮」のほうがより害が大きくなると言われています。 「経皮毒」の中でも、もっとも害が大きいのがじつは合成シャンプーです。髪はほぼ毎日、洗う人も多く、使う量もほかの化粧品に比べて多くなるためです。 そもそも「経皮毒」という本が書かれたきっかけは、生理痛に悩む女性が、合成シャンプーを使うのを止めたら、生理痛が治ったという体験からでした。 怖いことに、合成成分は、女性の生殖に関する器官により多く蓄積します。生殖器官は大切なものなので、その器官を守るために、ほかよりも厚い脂肪に囲まれています。残念ながらその脂肪に合成成分が少し似た構造を持っているため、かえって蓄積しやすくなるのです。
先日、長い間、「子宮内膜症」で悩んできた女性、Sさんから相談を受けました。「いつも薬を7種類も飲み続けていますが、いっこうによくなる気配がない」とのことでした。 まずは、「薬を飲むことを止めること」、そして「食事療法で健康を取り戻すこと」をすすめました。食事療法は、日野厚先生が指導した方法を教えました。
日野先生の食事療法は、大田区の総合病院で「食養内科」として実践されていたものです。 Sさんは、日野先生が書いた食事療法の著書「慢性病と食養生」という本を手に入れ、その本に沿って、自分で作る食事療法を実践しました。毎日、ニンジンジュースを飲み、玄米や胚芽米のご飯、野菜、海苔、ゴマなどを常食。そして、とても好きだった甘いものやケーキをできる限り、ひかえるようにしたとのこと。 4カ月後、生理痛も無くなり、「子宮内膜症」の症状も消えましたとの報告を受けました。 「根本的にからだを健康にしてくれるのは、やっぱり食事療法しかないんですね」。 Sさんは、食事療法のほか、合成シャンプーを石鹸シャンプーに変え、布ナプキンを使うなど、生活周りで使うものをできるかぎり自然なものに変えたとのこと。 以前はしっかりとしていたメイクも、最近では、パウダーのみとのことですが、本当に顔や髪がつややかに輝くまでになりました。 「きっと私のからだが、今の時代にあふれている化学物質に対して悲鳴をあげていたんですね」。 その言葉に深く納得するとともに、食事療法の素晴らしさ、そして自然なものにこだわることの大切さを改めて実感しました。
<日野式食事療法でもすすめる常備食は、海苔とゴマ>
酸処理をしていない、おにぎり用焼海苔 成清海苔店 >
国産 すりごま (白) 鹿北製油 >
布ナプキンで、女性の日を快適に過ごせるようになったという人が多いのは事実です。 その理由は、規制の生理用品に、抗菌剤として多くの化学物質が使われているためのようです。敏感な部分だけに、有害成分がからだにより大きな影響を与えてしまうのです。 とくに農薬を使わずに栽培されるオーガニックコットンで作られた布ナプキンは、一度、使ってみると、「こんなに楽なの?!」と感動すること請け合いです。 自然なものにこだわることは、女性のからだをしっかり守るとともに、より快適に過ごすための方法なのです。
布ナプキントライアルセット(チェック) メイド・イン・アース >
[February 1/2017 ]
☆彡 「素髪」の美しさ、取り戻しませんか(水上洋子)
天然成分100%の石けんシャンプーを使いましょう (水上洋子)
「素肌の健康のために、スキンケアはオーガニックコスメに変えたけど、シャンプーだけは合成シャンプー」という人が多いようです。 でも合成成分の問題は、素肌だけではなく、髪にも及びます。
髪は、3層の要素でできています。 髪の芯になるのが「毛髄質」、その外側をぐるりと囲んでいるのが、「毛皮質」、一番、外側を覆っているのは「毛小皮」いわゆるキューティクルで、髪の保護層です。キューティクルは透明で硬く、魚のうろこのような細胞で、髪本来のつやになっています。 しかし合成シャンプー普及のせいで、キューティクルがない髪の人が急増しています。 というのも、合成シャンプーの洗浄成分である合成界面活性剤は、たんぱく質を溶かしてしまう働きがあり、キューティクルが徐々に溶けていくからです。 ところで近頃、髪にやさしいと称する合成シャンプーによく使われている洗浄成分が、「コカミドピロピルベタイン」です。これは、天然由来とよく紹介されていますが、石油と植物を合成して作る合成界面活性剤です。 「コカミドピロピルベタイン」は、自然界にはない成分であり、たんぱく質を溶かしてしまう合成界面活性剤の性質には変わりありません。ほかの合成界面活性剤に比べて洗浄力が少々弱いという理由のみで、髪にやさしい合成界面活性剤というイメージが浸透しています。
でも合成シャンプーを使っているのに、つやつやした髪をした人も多いので、キューティクルが無くなっていることは、意外と気づかれていません。 何故なのでしょうか? それは合成シャンプーには、必ず合成ポリマーも配合されており、これがキューティクルが無くなっても、偽のツヤになっているからです。
合成ポリマーは、ビニールのように髪を包み、ツヤを与えます。また落ちにくいのが特色です。合成ポリマーのおかげで、しばらくは、髪はつややかさを保っていますが、実はどんどんやせ細り、乾燥していっています。 合成ポリマーの問題は髪だけではなく、頭皮にも張り付いて毛穴などを防いでしまうので、吹き出物や炎症の原因に、そして薄毛の原因にもなります。 合成界面活性剤と、合成ポリマーが組み合わさった合成シャンプーを使っているうちに、髪は本当に芯のみになってしまいます。 傷み切った髪は、もはや合成ポリマーさえも定着できない状態となり、何をしようともパサパサと乾燥した細い髪になってしまいます。
「素肌」の美しさを取り戻すには、天然成分100%のスキンケアを使うのがいいように、キューティクルのある「素髪」の美しさを取り戻すには、やはり天然成分100%の石けんシャンプーを使うことです。 石けんは、キューティクルを溶かさないので、髪の艶を保ち、髪が細くなることもありません。 合成ポリマーの偽のツヤではなく、本物のツヤ、キューティクルがある「素髪」を取り戻しませんか?