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アミノ酸系シャンプーは大丈夫?
☆彡 アミノ酸系シャンプーは合成シャンプーです
☆彡 からだの健康を守るためにも石けんシャンプーを
「オーガニックコスメ・アドバイザー通信講座がスタートします
「オーガニック生活便」では、石けんシャンプーをすすめていますが、どうしてもうまく使えないとの理由から、アミノ酸系シャンプーを使っていますという人がけっこう多いようです。 ところで「アミノ酸系シャンプー」とは、どんなものなのでしょうか? アミノ酸シャンプーとは、洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸系の洗浄成分を使用しているシャンプーのことです。 洗浄成分の名称の中に「グリシン・メチルアラニン、グルタミン酸、メチルタウリン、サルコシン、ココイル、ラウロイル、ベタイン」などのアミノ酸系を意味する言葉が含まれています。 アミノ酸系洗浄成分の例をあげると次のようなものがあります。 ● ココイルグルタミン酸TEA ● ラウロイルメチルアラニンNa ● N-アシルーL−グルタミン酸ナトリウム(表示名は、パーム脂肪酸グルタミン酸Na) じつはアミノ酸系洗浄成分をうたいながらも、石油原料の合成界面活性剤の高い洗浄力を発揮する成分が併用している製品が多いのも事実です。 さらに本当にアミノ酸系洗浄成分は、頭皮や髪にやさしいのかというと疑問です。 アミノ酸系の洗浄成分は、ヤシ油などの天然由来原料、あるいは天然由来原料と石油原料を合成したものですが、いずれも自然界にほとんど存在しない合成成分であり、合成界面活性剤には違いありません。 アミノ酸系洗浄成分は、いくぶん洗浄力が弱いため、頭皮にやさしいなどといわれていますが、長期間使い続けていると、脂漏性皮膚炎などを誘発します。
石けんシャンプーがうまく洗えない髪は、じつはそれだけ、髪のダメージが大きいということを表しています。 その理由は、すでに合成シャンプーによってキューティクルが消失している ため、細くなった髪がそのままむき出しになっているからです。 合成シャンプーから石けんシャンプーに切り替えた人が、上手に石けんシャ ンプーを洗うポイントが三つあります。 1、石けんシャンプーを使う前に湯洗いをよくしてください。これによって泡立ちを良くしてくれます。 2、髪をこすらずにやさしく洗うこと。 3、切り替えた最初のうちは、石けんシャンプーを多めに手にとること。そ してあまりごしごししないで、素早く泡をまわして洗い流すというのがいい 方法です。そうするとことで、きしみをおさえ、洗いあがりのべたつき感も 防げます。 髪や頭皮のダメージが改善してくると、だんだん石けんシャンプーが問題なく洗えるようになり、通常の量ですむようになります。つまり石けんシャンプーで快適に洗えるということは、髪や頭皮が健康になった証しです。 またヘナ・トリートメントをすると、ぐんと石けんシャンプー髪が洗いやす くなります。その理由は、ヘナがキューティクルの代わりとなって天然コーティングしてくれるからです。 合成シャンプーやアミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮にダメージを与えるだ けではなく、からだに合成成分を運んで蓄積していきます。その結果、アレ ルギーやガンなど深刻な病気の誘因になります。 ぜひ石けんシャンプーを使いこなして、髪も素肌も、そしてからだも健康を保ちましょう。
10月25日より、「日本オーガニックコスメ協会」主催の「オーガニックコスメ・アドバイザー通信講座がスタートします。難解な化粧品の成分がわかる人を増やすための講座です。 また10月24日には、オーガニックコスメ・セラピスト実地講座も始まります。こちらは、実際に、ヘアケアからスキンケアまで、総合的に天然成分100%のオーガニックコスメを使いこなす方法を学び、人にも教えることを目指す講座です。
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内側から輝くオーガニック・ビューティ
☆彡 自然から遠ざかりつつある美しさのイメージ
☆彡 本当の自分を見つめるオーガニック・ビューティ
国際オーガニックコスメシンポジウム
最近、気になるのは、女性が求める美しさが、どんどん自然から遠ざかっているように感じること。 即効性をうたう合成成分が主体の化粧品、ヘアカラー、ネイルアート、目を大きく見せるコンタクトレンズ、まつげのエクステ、誰もが同じ顔になってしまいかねない過剰なメイクなどなど。本当の自分がすっかり見えなくなってしまうような美しさが追求されているわけですが、その美しさを実現してくれる製品の素材は、すべて同じ、石油から造られた合成成分です。 これらの製品は今、若い世代から高年齢の女性まで、そしてともすれば子供たちまでを巻き込んでいます。 自然から遠い美容法は、華麗な演出のCMや雑誌広告によって賛美され、人々の心をあおります。 でも自然から切り離された美は、本当の健康や幸福感とは結びつくはずはなく、ともすれば美しさへの追求が、慢性的な肌荒れや深刻な病気へと導いてしまう危険性があります。たとえば化粧品の合成成分は素肌にダメージを与えるだけではなく、アレルギーや発がん性が報告されています。
今一度、自然からかけ離れた美しさを冷静な目で見つめ直す必要がありそうです。 まずは規格にはまった退屈な美のイメージから自由になりませんか。 そしてそれぞれの人が個性的でかけがえのない美しさを持っており、年齢とともに成熟していくものであることを思い出したいものです。 そう、本来の美しさとは、自然としっかりと結びついたナチュラルなものであることを忘れたくないものです。 自然と結びついた美しさは、真の健康や幸福感を与えてくれるので、内側から輝くことを可能にしてくれます。 本当の自分の美しさと、安定した健康と、そして幸せ感を守るために、自然の恵みを尊ぶオーガニック・ビューティを実践していきたいものですね。
2015年10月1日、「日本オーガニックコスメ協会」は、韓国で開催された国際オーガニックコスメシンポジウムに出席し、「日本のオーガニックコスメの現状」というテーマで講演しました。このシンポジウムは、24日間に及ぶ大々的なオーガニック産業エキスポ開催中に開かれました。インド、ヨーロッパ、韓国、そして日本の代表者がオーガニックコスメの今後の可能性について話しあいました。アジアにも本物のオーガニックコスメが広がる予感がする、とても意義のあるシンポジウムでした。
国際オーガニックコスメシンポジウムの詳細は、スタッフブログでも見ることができます。
☆彡 石油系の食品添加物は、化粧品でも使われている
☆彡 何故、オーガニック認証コスメに合成防腐剤が使われているの?
☆彡 日本はオーガニックコスメの最先端国
オーガニックコスメ講座を開催しています
化粧品の全成分の中で、「安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)」という成分を見たことがありますか? これは石油原料の防腐剤ですが、食品添加物としても使われています。 「安息香酸ナトリウム」は、よく食品でも使われているから化粧品成分として安全です、という説明をする化粧品メーカーがありますが、どうでしょうか? 安息香酸は、栄養ドリンクにもよく使われている防腐剤です。 「毎日、一本」などというCMを見かけますが、安息香酸ナトリウムは毒性が高く、胃や腸の細胞にダメージを与えると懸念されており、それを毎日、飲んで大丈夫? と心配になります。 また栄養ドリンクには、安息香酸ナトリウムと一緒に、合成ビタミンCがよく入っていますが、このふたつが出会うと、体内で循環できない物質であるベンゼンが作られてしまうことも報告されています。
気になるのは、EUのコスメ認証では、「安息香酸ナトリウム」を「使用可」にしていること。 石油系の合成防腐剤なので、何故? という疑問が当然わきます。 おまけに「安息香酸ナトリウム」は、昔の日本の厚生省がアレルギー性があると認めた「102種類の表示指定成分」の中に入っていたものです。 いったい何故、EUのオーガニック認証コスメで、「使用可」とされているのでしょうか? じつは化粧品のもっとも難しいのは、防腐をどうするかということです。 そして確実に効き目を表すのは、やはり石油系の合成防腐剤なのです。確実に菌を殺してくれるからです。(その代わり、肌の潤いを保つのに必要な常在菌もすべて一掃してしまいます) それに比べて、植物系の防腐剤は、殺菌というよりも、菌が増えるのを抑える、いわゆる静菌という働きが主なものになります。 メーカーからすると、保存期間を長くするにはやはり石油系の合成成分がたよりになるのです。 そのために、たしかにオーガニックの植物エキスは使っているけれど、化粧品の仕上げには、合成防腐剤を使うという製品が多く市場に出ているわけです。でもオーガニック認証マークがついていたら、消費者は安心できる化粧品と受け止めてしまいますよね。 「安息香酸トリウム」は、食べたら胃や腸をいため、素肌につけるとアレルギー性がある成分です。 オーガニックコスメ・メーカーが、石油系の合成防腐剤にたよっているとしたら情けない話ですね。
でもいっぽうでは天然成分の防腐剤だけでオーガニックコスメを作っているメーカーも多くあります。とくに日本のオーガニックコスメ・メーカーは頑張っています。天然成分の防腐剤というと、ロースマリーサポニン、グレープフルーツ種子エキス、ヒノキチオールなどです。 長い間、メイク用品は天然成分だけで作るのは不可能と言われてきました。しかし2006年には、天然成分だけでメイク用品を作った日本メーカーが出てきました。それは日本初のことでしたが、じつは世界で初めてのことでした。 天然100%で化粧品を作ることにかけては、今や日本は、環境先進国ドイツを抜いているといっていいでしょう。
そして何より素晴らしいのは、日本では、全成分を見て、それを理解する消費者も徐々に増えていること。じつは環境先進国ドイツでも、化粧品成分を理解する消費者はほとんどいないのが現状です。 日本は、製造者も消費者も世界の最先端を行っているといえるでしょう。消費者の高い意識があってこそ、本当に安心できるオーガニックコスメが出回るのです。
2015年、「日本オーガニックコスメ協会」は、韓国で開催される国際オーガニックコスメシンポジウムに出席し、講演します。テーマは「日本のオーガニックコスメの現状」です。国際シンポジウムの状況と講演内容につきましては、後に「日本オーガニックコスメ協会」サイトに掲載して報告しますのでお楽しみに。
「日本オーガニックコスメ協会」は、化粧品成分がわかる消費者を増やすために、オーガニックコスメ講座を開催しています。