≪食品としても美容としても凄い葛のパワー≫
風邪には「葛ゆ」を
風邪をひいたとき、薬にたよっていると、かえって長引く可能性があります。
というのは、ほとんどの風邪薬は、熱を下げることを第一の目的としているので、結果的に体を冷やす方へと向けてしまうからです。
風邪の原因となるウィルスは、200種類以上とも言われていますが、その特性として、熱に弱いことがあります。多くの風邪ウィルスは、33℃から35℃ほどの少し低い温度で最も活発に増殖します。しかし体温が37℃以上になると、増殖のスピードが落ち、生存しにくくなりします。
つまり風邪をひいたとき、熱が上がるのは、自然な免疫作用の現れです。体温を上げることによって、風邪の原因となるウィルスをやっつけようとしているのです。
というわけで風邪を治すには、体温をあげるのが一番ですが、そんなとき昔は、たよりにされていたのが「葛ゆ」でした。
「葛ゆ」は、葛粉にお湯を注いだだけで作れる、とろみのある飲み物。これに甘みをつけて飲みます。
葛は、血流を良くして体を温める効果があるので、体の冷えからくる風邪を追い払うには、最適の飲み物です。また葛は良質なデンプンなので、体力が弱っているときの回復食にもなりました。
「医食同源」という言葉もありますが、葛は、古くからとてもたよりになる「食べ物=薬」だったのです。風邪にも、食欲がないときにも、薬にたよる前に、葛をもっと日常的に取り入れていきませんか。