「オーガニックコスメ」を売りにしている製品であっても、合成の乳化剤や合成の防腐剤が使われていれば、やはり肌にとって安全とは言い難いものになってしまいます。 「あいまいなオーガニックコスメを選ぶよりも、きちんと認証マークがあるオーガニックコスメを選べばいいのでは」という意見もあります。 でも消費者は意外と気づいていませんが、認証マークがついていても、必ずしも合成成分が一切、使われていないわけではありません。 というには、それぞれの認証団体の基準によっては、いくつかの石油由来の合成成分を「使用可」としているからです。 認証マーク化粧品にも石油合成成分が使われていることも! 現在、オーガニックコスメ認証基準について、世界的な統一基準はありません。 EUでは、「コスモス」や「エコサート」、「BDIH」、「英国土壌協会」、「ネイトゥルー」などが化粧品の認定をしていますが、防腐剤や乳化剤については、いくつかの石油由来の合成成分を「使用可」とする基準を定めています。 たとえば、石油から作られた合成防腐剤の「安息香酸Na」が「使用可」になってします。 「安息香残Na」は、日本の旧厚生省が、アレルギー性のある成分として定めた「102種類の旧表示指定成分」として定めた成分です。 つまり認証マークがついていても、その基準を本当に理解していなければ、消費者は、やはり曖昧なオーガニックコスメを選ぶことになってしまうわけです。 消費者が天然成分100%のものを選びやすくするために |