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:: ISIS ORGANIC LETTER :: Vol.511[November 20/2019 ]
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発行*アイシス編集部
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:: Feature Story
☆彡 日本古来の「自然美容法」とは？（水上洋子）
::「生活便」おすすめオーガニック
平安時代の美容法
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日本古来の「自然美容法」とは？
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* ☆彡 平安時代の美容法
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日本に体系的な美容法が出てくるのはいつ頃からだったのでしょうか？
それは実は平安時代。清少納言の「枕草子」や紫式部の「源氏物語」など、有名な王朝文学も花開く頃、日本でもっとも古い美容法が書籍として出されたというのですから驚きです。
病気に対する治療法や薬、占いなどの編など全３０巻に及ぶ、総合的な医学書「医心方」が編纂されており、その中に美容編もあります。まさに日本版アーユルヴェーダと言えそうな内容です。
「医心方」の美容編では、かなり具体的な美容法が数多く解説されています。
「顔色を生き生きさせる方法」、「たおやかに美しく、いつまでも若々しい容貌を保つ方法」、「潤いとつやのある肌にする方法」、「ニキビの治し方」、「シミやそばかすの治し方」などなど。それらは、今と変わらぬ肌の悩みを平安時代の女性たちも抱えていたことがうかがわれます。
たとえば「潤いとツヤのある肌にする方法」では、こんな解説がされています。
酒に桃の花びらをつけて、これを服用すれば、顔色を良くするばかりではなく、あらゆる病気を除く。花は３月３日に採ること。
また「シミやそばかすの治し方」では、次のような治療法が述べられています。
杏子の種を酒につけ、皮を取り除き、粉にして絹の袋に入れ、それで顔を洗うこと。
「医心方」の美容法は、服用だけではなく、パックや洗顔など、様々なスキンケア法が出ています。
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* ☆彡 道教の修行僧が著した「自然美容法」
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「医心方」を著したのは、丹波康頼。中国の後漢時代の戦乱を避け、帰化した一族の子孫でした。
「医心方」には、美容法と一緒に数多くの参考文献が出てきますが、そのほとんどが中国の「道教」の修行者が書いたものであることはたいへん興味深いことです。
「道教」の「道（タオ）」とは、「自然のルール」を意味します。
神仙思想で知られる道教は、「自然のルール」に敬意を払い、壊すことのない生活が、人の心身を健康にし、若々しさを保つという考え方を基本としていました。道教では、男女平等なので、おそらく女性の修行者が美容法を書いたものと思われます。
つまり「医心方」で述べられている美容法は、「自然のルール」に沿うものであり、まさに「自然美容法」と呼ぶべきものなのです。
今、合成成分の化粧品によって、様々な肌トラブルが増え続けています。本来、自然なものである素肌が悲鳴をあげていると言っていいでしょう。
そんな状況にあって、日本古来の「医心方」にある「自然美容法」は、改めて本来の美容があるべき原点を見直させてくれます。
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::「生活便」おすすめオーガニック::
「自然美肌力」を引き出す化粧品
メーカー「漢萌」の化粧品は、三戸唯裕さんが平安時代の医学書「医心方」を研究して、そこから開発されたものです。
三戸さんは４０年に及ぶ研究の結果、独自の「自然美肌力」という言葉を作りました。素肌はもともと美しく健康になろうとする自然の力を備えており、その力を助けるのが化粧品であると考えたのです。
つまり美しい素肌を育む主体は、化粧品ではなく、まずは自然の力を大切にすべきというのです。
それは、現代の化粧品の広告とは、大きくかけ離れた考え方でした。
「漢萌」では、素肌の「自然美肌力」を引き出するために、化粧品の素材はすべて伝統的な美容植物を選び抜き、そして製造法も古来から伝わる方法が用いられました。
三戸さんが目指したのは、「上から塗って美しくみせかける化粧品」ではなく、まさに内側から素肌のイノチが輝き出る方法だったのです。
○ 肌荒れをととのえ、くすみをケアするシコンの力
アイシス 紫草〔むらさきそう〕クリーム 9.5g アルテ
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○ 赤いシコンのオイルが肌に潤いとツヤを与える
しなやか（美容オイル） 30ml 漢萌
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○ 唇本来の色をきれいにする色付きリップバーム
淡紅〔あわべに〕 5ｇ アルテ
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○ 敏感肌を癒す「草根木皮」の化粧水
コンディショニング美容水 いぶき 漢萌
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○ 肌を明るくなめらかにする古式化粧水
漢萌シリーズ 古式化粧水 「明」 〔めい〕 80ml アルテ
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