それにしても、いくら水仕事が多いからと言っても、傷口のような症状までが出てくるのが不思議です。 それは、一般的な台所洗剤の洗浄成分に原因があります。 一般的な台所洗剤の洗浄成分は、石油から作られた合成界面活性剤です。たとえば台所洗剤のラベルを見ると、「アルキルエーテル硫酸アステルナトリウム」などの長い化学名が出てきます。これが合成界面活性剤ですが、合成界面活性剤には汚れを落とすには役立ちますが、人の肌にとってとても怖い性質があります。 合成界面活性剤は、肌の細胞を徐々に溶かしてしまう働きがあるのです。 そのため水仕事をしていると、徐々に手の肌が薄くなっていきます。肌が薄くなるにつれて、最初は湿疹、次に水膨れ、さらには傷口のようになってしまいます。 手荒れの問題を解決するために、まずしてほしいことは、台所洗剤を変えることです。つまり合成界面活性剤ベースの台所洗剤を止めて、石鹸ベースの台所洗剤に変えることです。 石鹸の洗浄成分は、合成界面活性剤と異なり、人の肌細胞を溶かしてしまう働きはありません。そのため、台所洗剤を石鹸ベースに変えてから1週間ほどで、慢性的な「主婦湿疹」が治ったという事例も珍しくありません。 実はハンドクリームも、手荒れの原因に! |