Vol.446

[ February 1/2018 ]

季節のオーガニックに関するお話や
商品情報を毎月3回お届けします。
発行*アイシス編集部

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【 C O N T E N T S 】

毎日をもっと元気に心地よくする、安心安全なオーガニックライフに役立つ情報をお届けします。

:: Feature Story

☆彡　オーガニックで、きれいな手やからだを守る（水上洋子）

:: 「生活便」おすすめオーガニック

「オール石鹸生活」で安心安全（水上洋子）

:: お知らせ1

2月21日
東京ビッグサイト「国際OEM・PB開発展」にて、オーガニックコスメセミナーをします

:: お知らせ2

2月24日
JOCA渋谷サロンにてオーガニックヘアケア講座を開催します。

オーガニックで、きれいな手やからだを守る

慢性的な手荒れの原因は台所洗剤かも

今や、シャンプー、洗顔フォーム、ハンドソープ、ボディソープ、台所洗剤、歯磨き、洗濯洗剤にいたるまで、何かを洗う製品には、ことごとく合成界面活性剤が洗浄成分として使われています。それらの合成界面活性剤のほとんどは、石油精製の際に出てくる副産物「ナフサ」が原料になっています。

合成界面活性剤の弊害が一番わかりやすいのが、台所洗剤。

というのも、日に何回も使うので、肌の影響が最も表われやすいからです。

テレビのCMでは、「台所仕事で指に傷口ができてぱっくり！」といったCMがよく流れており、「主婦湿疹」とも言われています。

たしかに台所仕事は、アカ切れや乾燥などの原因となり、それは昔からの女性たちの悩みでした。でも「傷ができてぱっくり」となると、異常事態です。

それは台所仕事が原因というより、台所洗剤に含まれる合成界面活性剤が引き起す問題なのです。

「ヌルヌルしっとり」感に騙されていませんか？

そもそも合成界面活性剤は、たんぱく質を変性してしまう作用があります。

私たちのからだは、たんぱく質で出来ているので、合成界面活性剤が入った洗浄製品を使っていると、じょじょに弊害が出てきます。合成シャンプーの場合は、髪のキューティクルが溶かされて細くなり、合成の洗顔フォームは、顔の肌バリアを溶かして薄くしていってしまいます。

合成界面活性剤が入った製品の特色は、使ったときに「ヌルヌル」感があること。たとえばボディソープやハンドソープを使ったとき、いつまでも肌がヌルヌルしませんか。これは、合成界面活性剤のたんぱく質変性作用により、肌バリアが溶かされるからです。

お湯で洗い流そうとしても、いつまでもヌルヌルしています。

その結果、使い続けると、徐々に肌バリアは薄くなっていき、乾燥肌に、さらに進むと敏感肌になってしまいます。

つまり使った後の「ヌルヌル」感は、とても怖いことなのですが、しかしながら合成界面活性剤にすっかり慣れてしまった人は、この「ヌルヌル」感は、「しっとりした潤い」と感じてしまうようです。

いっぽう石鹸には、たんぱく質変性作用はないので、使っても肌がヌルヌルしません。お湯をかければ、さっと洗い流せます。いわゆる「泡切れがいい」のです。

さらに合成界面活性剤は、髪を細くしたり、肌バリアを溶かして薄くしていくだけではなく、浸透性がいいために、皮膚の中にも入っていきます。そして毛細血管を通ってからだ中に運ばれてしまいます。最近、急増している生理痛や婦人病、アレルギーなどもこうした経皮からの合成成分が関わっているという報告も出ています。

合成の洗浄製品では、きれいにしようと洗っているつもりでも、実は体内汚染になってしまいかねません。「しっとり」感に騙されず、本当に安心安全な洗浄製品を使いたいですね。

:: 「生活便」おすすめオーガニック ::

「オール石鹸生活」で安心安全

寒い季節になると、手荒れがひどくなったり、からだのあちこちがカサカサするという悩みが出てきます。対策として、台所洗剤、ハンドソープ、ボディソープなどを見直してみましょう。

そして洗浄成分は、すべて石鹸をベースにしたものにしましょう。「オーガニック生活便」でも「台所洗剤を石鹸ベースにしたら、慢性的な手荒れがみるみる良くなった」という嬉しい話をよくいただきます。

また先日、ボディソープを石鹸ベースのものにしたら、「ヌルヌルしないのでさっと洗えて、子供がとても喜んでいます」と声をもらいました。

我が家で使うものは、すべてノン合成界面活性剤、「オール石鹸生活」で、みんなの素肌とからだを守りましょう！