しかし合成界面活性剤には大きな問題があります。それは浸透性が高く、たんぱく質を壊して溶かしてしまう働きです。 ですから洗濯洗剤の場合は、浸透性が高いために、衣服に残留しやすく、それが痒みの原因になります。 合成界面活性が使われている洗顔フォームやボディソープを使い続けると、たんぱく質である肌バリアが徐々に溶かされて薄くなっていきます。その結果、水分を保持できない乾燥肌となり、さらに進むと敏感肌になってしまいます。 とくに台所洗剤に入っている合成界面活性剤は、使う回数が多いだけに、ひどい手荒れを招きます。 またシャンプーに入っている合成界面活性剤は、たんぱく質である髪のキューティクルを溶かすため、髪が細くなり、また頭皮バリアも薄くしていくので、痒みや薄毛の問題が出てきます。 健康な素肌、髪、からだを守るために、身の周りにある合成界面活性剤からフリーになる生活を目指しましょう。そうすることで環境も守れるので嬉しいですよね。 |